2008年1月17・18日
我が家の水屋の前に、米袋や雑穀の入った缶をどーんと置いてあるので、その目隠し用に買いました。
穀物用と言えばチュアル、でも、大き過ぎるのでヤストゥクです。
「ヤストゥクを。」「うちで使うんだから、使えるものならどんなのでも良いよ。」「こちらで手を入れるから、安くして。」「適当に選んで。」と注文したため、どのようなものが届くかは、お楽しみ。
・・・届いたものは、ズィリ+ジジム。
パッと見きれいですが、手入れをしてあるのかどうかわからないものでした。
食べ物を入れるのだから・・・というわけで、洗う事にしました。

中性洗剤と酸素系漂白剤(色・柄物OK用)と柔軟仕上剤に、水。

表の外側

表の内側

裏の外側

裏の内側

目を離した隙に、陣取られていました。
指定席を占領したから?
(しっかり狸寝入りしてるよ・・・。)



要所をチェック。
合わせ縫いの部分は、全く損傷がないので、
解くのは勿体ない!
心配なのは、ズィリ+ジジムなこと。
縮み率高すぎ!!!


内側には、トウモロコシの皮?がたくさん
残っていました。
やっぱり洗っていなかったのかなぁ?




掃除機で、ゴミを吸い取ります。
ここで手を抜くと、洗っている最中に、ゴミが
織り目の中に入り込んで取れなくなるので、
念入りに。



ご覧の通り、化学染料バッチリの代物。
洗うと決めていましたが、試しにパッチテストを
してみました。
薄めた洗剤を白布に付けて、内側のピンクを
4・5回叩くと↓。
これが商品なら、躊躇います。

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家庭にある中性洗剤と酸素系漂白剤と柔軟
仕上剤。

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バスタブに水を張り、洗剤と漂白剤を適量
入れて、裏返したヤストゥクを投入。
色が出るのは必須なので、手早く作業。

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上から押し洗い。
7・8回軽く押しただけで、水はオレンジ色に。
この先は・・・不安がいっぱい。

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水を流した後は、思っていたより、ゴミがありま
せんでした。

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脱水。

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一回目のすすぎ+脱水。

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水の色はこんな感じ。
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二回目のすすぎ+脱水。
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表側に戻して、三回目のすすぎ+脱水。
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三回目のすすぎの後の水の色。
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柔軟仕上げ剤に浸します。
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しっかり脱水。
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長方形になるように、引っ張ります。

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日当たりがよく、風の通るところで、しっかり
乾燥。

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大きな色移りはない模様・・・良かった!!

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理想的な形に乾いています。
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折り返しや縫い止めてあるところは、どうしても
縮んでいるので、スチームアイロンで補整。
全体にもかけます。


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横(幅)=OK。



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縦(丈)=OK。

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化学染料って、こなに色が変わってしまうのね。

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二日目。
念のため、裏返して、もう半日干します。

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洗う前(左)と後(右)。
模様が鮮明になり、形も整いました。

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見ただけでは、あまり色の変化が感じられま
せんが、輸出許可章の糸の色には、色流れが
明らかに現れていました。



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口を縫い閉じていた糸がそのまま残っていた
ので、抜き取ります。
(入れ口が解れているとばかり思っていま
した。)

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底の角には、やっぱりダメージがあるので、
補強が必要です。
(横糸が擦り切れて、縦糸がかなり見えて
います。)

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縦糸が切れていたので、補充。
隠れている地を丁寧に拾い上げます。

これで、作業は終了。

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使用前
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使用後
これだけ手を加えないといけないと
言うことは、やはり手入れがされて
いなと考えるしかありません。
これで、安心して使えます。

ピッタリサイズに、満足。
少しはスッキリしたでしょう!?