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om729 エシュメ・キリム |
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赤い外周のボーダーに描かれた狼の口の流水模様等、アイドゥン地方のエッセンスを多分に感じさせるエシュメ、しかも几帳面に整ったタイプのものです。 二番目のボーダー部はそれ自体が大きな箪笥模様になりながら、中心部のフィールドを美しく魅せる為の導入部分として趣向を凝らしてあります。 カラフルな狼の口は頭部に点々が入れられ、目と鼻のある人の顔のように錯覚しますし、その隙間には鳥等の様々な模様が埋め込まれ、フィールドとの境目にはエシュメ独特の切っ先の入った櫛模様が使われています。 そして、小さなメインのフィールドは、このキリムの最も大事な部分、バランスよく大小の模様が置かれ、羊の角の色違いはおそらく織り手に取っての上下を示すためのもので、ミフラブにはなっていませんが、お祈り用にも使える荘厳かつ華麗なデザインとなっています。 少し他のエシュメとは違う表情をしているのは、色の切り替えに直角的なスリットを用いているから。 多くのエシュメは、とても小さなスリットを連続させて、部分的に曲線織りを用います。 前者では無理に隙間を埋めない事から、デザインの描写に余裕が生まれ、このように同じ模様を精巧に繰り返し織る事が可能となり、整った面持ちとなります。 通例、エシュメでも大きなサイズのキリムに使われている手法です。 一方、後者では、同じ模様を並べても、部位毎に少しずつ変調を伴う事にになります。 ほぼ未使用と思われるとても良質なキリムで、天然色の赤色には自然に発生した良い色むらが現れています。 |
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