キリムの店*キリムアートアトリエ |
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M248 チプロフツィ・キリム |
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品筋の良さが魅力のブルガリアキリム。 その佇まいは、正にチプロフツィのクラシックと呼ぶに相応しいもの。 織りは細かく整い、キリムは至ってフラットと非の打ちどころがありません。 元々はシャルキョイの工房が立ち並んでいた土地柄、これらチプロフツィがそのデザインを踏襲して「シャルキョイモデル」を制作するのはそう難しい話ではなかったでしょう。 キリムの良さはいろいろとあり、精巧さはあくまでもその一つにすぎませんが、その技術力の高さは、並みのピロット程度は凌駕する程です。 産地のアイデンティティに拘るより、それぞれの個性で選んだ方が良いのかもしれません。 難点があるとすれば、どちらが上なのかが分からない事くらい。 今から10数年前の話になります。 シャルキョイを探すついでに、現地で選りすぐりのブルガリアのキリムが見つかれば良いなと考えていました。 しかし実際は、在り来たりの物すら見つからず、こうした選りすぐりの物を目にする機会はほぼ皆無でした。 まれに「あっ、良いな!」と思うものを目にしても、実用品であるキリムは使われていればシミはできますし、必ず何処かに小さな破損があり、大抵は修理が難しく、それならば修理の無い上等品を買った方がお得です。 しかし、それらは、販売目的か趣味なのかは別にして、地元の人がコレクションしているため、誰か仲介人に紹介して貰わない限り入手は困難。 今はまた状況が変わり、これからチプロフツィのキリムは需要と供給のせいでしょう、結果として、オールドのピロットと同じ価格帯になっていました。 それらは何も特別な物ではなく、極普通のチプロフツィです。 古いせいで、この品質が良いのか、織り子が腕利きなのかは迷う所。 年代的に天然色はあり得ないと思いますが、フィールド部分の赤は古い時代の天然色と同じような色むら。 化学染料を使いながら自然な色むらを再現した可能性もあり、その卓越した仕事振りの一端が伺える作品です。 半世紀の間、使われずにしまっておいたようなキリム、敷物に耐えうる強度もありますが、飾りとしても結構な見栄えがします。 |
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