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ca234 チャル・カーペット |
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チャル方面で織られたセッヂャーデサイズの絨毯。 1番使い勝手の良さそうなサイズなのに、1番見つからない大きさの絨毯です。 絨毯を敷くのは家族の過ごす居間や一家の主の部屋であり、男女の別あっても個人の部屋は充てがわれないので、小さなサイズの絨毯は必要なかったのです。 見つかるとしたら、この手のお祈りに使う事を想定したようなタイプになります。 特徴として、これは西アナトリアの絨毯なので、結び目が詰まっているとかというセールスポイントではなく、正反対の明るい色彩が魅力。 東部地方でよく使われる黒やこげ茶といった色彩は、殆ど無くなります。 こういった場合、ケミカルっぽさが前面に出た色彩になり、それを退色させる事で何とか耐えられる感じになるところ、これは元の色彩のままでもバランスが良く、調和のとれた色目なのが気に入って買い付けました。 キリム屋がよく言うセリフですが、同じ緑色、例えそれが化学染料であってもチャルのものは目に優しく、色の相性が良いので万人に人気があるのだそう。 裏面のパイルの目の並びは整然とはしていませんが、裏面を鑑賞したり、使うのではありません。 表面がパイルで埋まって入れば、同じ事。 隙間を埋めるデザインを組み合わせつつも適度にスペースも開けた、のほほんとしたデザインは遊牧民系の絨毯ならではの味わい。 その配色は、春の気配に想いを馳せられる麗らかな様子。 パイルは、ほぼフルの状態で残っています。 |
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