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ca265 トルクメニスタン・カーペット |
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トルクメン絨毯のアンティーク。 テッケかヤムットか悩みましたが、おそらくテッケだと思います。 その理由として、これはトルクメニスタンの隣、アフガニスタンで織られたものの可能性が高い事。 元来が遊牧民であるトルクメニスタン人は、中央アジアのみならずコーカサス地方にまで移り住んでおり、隣国イランの次に多くアフガニスタンに居住しています。 そして、そのトルクメン人のうち、南部メルブ/マリ辺りを主な居住地としていたのがテッケ族だからです。 この時代には、オアシスに居住して半農半牧の生活に変わったそうです。 さて、この絨毯、模様が歪んでいるように見え、確かに模様そのものはうねっていますが、絨毯本体はそれ程でもありません。 模様のうねり自体、品質の高いトルクメンでも多少見られますので、これはそのブレ幅が大きくなった感じ。 やはり本国トルクメンを離れている事、織り機の違いなどが影響していると思います。 次に色合いですが、薄めの色合いに再現されているものが実物に近い色合いです。 何故なら、経年によりパイルがこなれ、太陽光下では、光を含む事で白っぽく輝いて見えるからです。 実際の色合いは、裏面の画像を多く掲載しましたので、それらで濃厚な天然色が確認できると思います。 特徴として、色むらが至る所に見られます。 その都度、異なる色合いに染め上がったものをそのまま使う他ないと言った環境もあったのでしょう。 藍色は、青から青緑まで部位毎に実に豊富な濃淡が出ています。 古いトルクメンに見られる黄色は部分的に、多くは上端に用いられ、極彩色になります。 上端にはお祈り用を意識した手の模様が織り込まれ、お祈り用の絨毯であった為ではないかと推察します。 細々と筋状にパイルの薄い部分はありますが、経糸の断裂等は全て直してあります。 |
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