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ca268 カシュカイ・ギャベ |
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ユニークなギャベが手に入りました。 正真正銘、本物のギャベ、シラーズの田舎で織られたものです。 新古品を含め最近のものは、テヘラン等の近隣都市でギャベを真似て織られただけ、本当のギャベはシラーズものに限ります。 何が違うかは、実物見ると分かります。 絨毯の表面が光の反射でキラッキラッと光り、シラーズ物ここにありという表情をしており、見る方向で印象がかなり違います。 全体画像の下方が明るく、上方が暗めに写っているのもその所為です。 部分画像でも暗く写り気味なので、出来る限り中間的な明るさのものを選んでいます。 ご存知のように、シラーズ北方のザクロス山脈は寒暖の差が大きく、その麓で放牧される羊からは細くて丈夫な羊毛が取れる事から、カシュカイの織物は総じて良質、使う程に馴染んでくるので古くから人気がありました。 これを見ていると、そういう定説をひしひしと感じます。 メインとなるのが染色していないウールの所為なのかは、不明。 染められている部分は、おそらく化学染料です。 唯一、難があるとすれば、上端のサソリ模様付近にオレンジ色が色移りした形跡が、じっくり観察すれば分かる事。 私もテヘランの仲介人にその事を告げた所、「あなたもよく知っている通り、カシュカイのオールドは全てに色移りがある。それが問題なら何も買えない。」と。 この事を糸口に少しでも安く買い取ろうと目論んでいましたが、見事に跳ね返された格好で、最終的に5ドル位落ちたかもしれませんが、それが精一杯でした。 昨今、イランから入ってくるギャベは9割方、どこかが壊れたものを修理して繕っていますが、これは全く修理がありません。 特に擦り減った部分もなく、私的には結構な掘り出し物です。 |
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