キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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ca269 シワス・フィリクル

産地 シワス SIVAS FIRIKLI
年代 1960年頃
大きさ 229*130cm
価格 110,000円


高品質なシワス。
特有の柔らかいウールを用い、適度な高密度で織られたキリムは柔らかくて肌触りが良く、実用品としては最適。
その品質の良さを裏付けるものとして、ジジムの模様がクッキリ、ベースから浮き上がって見えます。
キリムが薄手で、とてもフラットな為です。
また、通例、縞模様キリムでも模様の無い縞があったり単調な装飾だったりしますが、これは目を楽しませる工夫が見られます。
上下には艶のある糸質の編み込みの房が綺麗に残っており、やけに状態がいいなと思って見ていると、左端にコットンで作られたフックが残っていました。
壁掛けとして使われていたお陰で、これほど状態が良いのです。

現状は、色合いも全く調整しておらず、民家で使われていた当時そのまま、洗って干しただけです。
ルームサイズとして大き過ぎず、適度な大きさが室内敷として利用価値が大きいでしょう。


実はこれ、房を縫い付けたフィリクルと呼ばれる織物。
この手を使うのも2度目、手の内はばれていたかもしれませんが、それでも表面を見ると感動します。
何が素晴らしいかと言って、これが壁飾りであったので、使えば擦り切れる房が殆ど当時のままの姿を留めている事。
この房は、撫でるだけでも毛羽が手に付く位ですから、使われれば当然痩せてきます。
そもそも、実用的なフィリクルを使う事なく、壁に飾るという考え方から少し私達とは違う気がします。
ともあれ、肝心の毛の束が、太陽光に晒していないので、色合いもそのままに残っています。
黒い房は染めむらの部分が藍色に見えますが、果たして、藍染なのか、黒い色素が薄いだけなのか良く分かりませんが、いずれも美しい色彩です。
画像が少し暗く見えるのは、艶やかな房が光を反射している所為です。
見た目のボリュームの割には重さはそれ程でもないので、使わない時はそれこそ、裏面を見せて壁にかけても面白いでしょう。



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