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ca310 ピシニク・カーペット |
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ピシニクのヤストック絨毯。 「ピシニク」の呼称は「シナン」のように一つの田舎町を指すのではなく、もっと広い地域を指す為、その名で呼ばれる絨毯の数量が多く、当然、村毎に少しずつデザインが異なります。 品質等の性質はいずれも似ていますが、地域性を反映する色合いや部族性を示す模様等に少し差異が見られます。 これも、何も知らないと単にマラティアと見間違えます。 しかし、裏面を見た時にこれは違うと思います。 やはり、ブランド名を冠するものは、年代が若くなり、絨毯の制作の規模も数量も小さくなっていく中でも、まだ職人気質が受け継がれていたようです。 これは椅子の上掛け、又は収納袋であるため、絨毯に使用感はありません。 でも、全体画像をじっくり見るとメダリオン模様が微妙に傾斜している事に気が付きます。 表面の画像では、パイルがある所為かそれと気が付きませんが、後半の裏面の画像からはそれと分かります。 もうお気付きと思いますが、水平機を使って織っているため、織って済んだ部分は視界から隠れてしまいます。 普通、小さなサイズの場合は記憶に従って織り進めるので、余り歪みません。 これの場合は下側から織り始め、下のメダリオン模様の首の辺りまで進んだところで一旦、制作を止めたのだと思います。 その後再開した際には、歪み始めているのに気が付かず、模様を織り進めてしまったと考えます。 それで、絨毯そのものは模様程には歪んでいません。 暗めのこげ茶色の背面から浮かび上がるメダリオン模様の中心には、彼ら独特の箪笥模様やオオカミの口が描かれ、シンプルですが、何処か内に秘めたパワーを感じます。 絨毯として使う上ではほぼ気になりませんから、これも愛嬌と許容できる方には、価格はかなり安価に設定しています。 |
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