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ca311 ピシニク・カーペット |
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マラティアのヤストック絨毯。 ピシニクのものと説明を受けましたが、ボーダーのデザインがマラティアに切り替わっている事から、制作したのはピシニク由来の人かもしれませんが、居住していたのはマラティアと思われます。 そもそも、マラティア市街の真下、直線距離にして70km位下った所アドゥヤマン市街が位置しています。 県境には険しい山岳地帯が延びている為、自動車での移動は、一旦西のマラシュ付近まで大きく迂回しなければなりません。 たた、昔の人達、車が無い時代は、山並み沿って切り開かれた山道を街道として利用していました。 そして、この山道をアドゥヤマン側に抜けたところが、ピシニクの産地と言われるところであり、ミックスタイプが生まれ易い環境にありました。 色合い、赤と黒・ブラウンを基調とした色彩を見ると、マラティアだと思います。 ただ、マラティアにしては装飾的で、触手を伸ばしたようなドラゴン模様はピシニクのもの。 おかしいな?と思って裏返すと、やっぱりパイルの目が整っています。 他の産地と少し違うのは、やや太めの経糸にこれまた少し太めのパイルが密に結ばれた、重厚な絨毯となっている事。 ヤストックは収納袋だったり、椅子の上掛けに使うものなので、そう厚手の物は見当たりませんが、何故かこれは分厚いので、強度もあり実用向きです。 中央にデンと構えた巨大な6角形のダリオンは、いかにもマラティアらしい所。 ただ、それを何重にも取り囲んで過度な装飾性を見せています。 中央に置かれた生命の木といい、細部にもたくさんの十字模様が見られますが、基本的に、これらは星模様等から派生したものと思われます。 現状はクリーニング屋で洗ったものをそのまま乾かしただけなので、もし汚れても表面だけをサラッと洗って干せば、この通りに復元します。 |
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