キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
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ca258 ガジアンテップ・カーペット

産地 ガジアンテップ
GAZIANTEP CARPET
年代 1915年頃
大きさ 77*42cm
価格 ご売約済み ありがとうございます


アンテップ辺りの産と思しきヤストック絨毯。
買い付けた時は裏地がついたままでしたが、強引に縫い合わされ、変形を伴っていた上に破損していた為、止む無く切り離しました。
穀物の収納袋として作られたもので、絨毯として使うものではなかったのですから、それはそれで仕方のない事。

デザインはご覧の通り、アンテップの大判絨毯をそのまま小さくしたもの。
土地柄、マラティアとも瓜二つですし、シャワックにもかなり似ています。
ただ、シャワックは縦糸にこの手の素材を使う事は少なく、暗めの色調を好む彼らの色目とも違います。
表面の画像は、パイルが光を反射するため、どうしても実物より白く映ってしまいがち。
長い年月を経て天然色でもマイルドになっていますが、肉眼で見ると、また、見る方向ではもっと濃い色目をしています。
元の色面については、裏面の画像を参考にして下さい。
何より素晴らしいと感じるのは、触れた時の感触。
天候に恵まれず、これの撮影に3日間を要し、太陽光が陰る度にその日の撮影を辞めて収納するのですが、その際に触れる感触が他の絨毯とは段違い。
毛羽というより、まるで綿でも触れている様。
長い年月だけがなせる技であり、それがこのようなフルパイルで残っているのです。
なお、これには切り離した背面のキリムも付きます。
これだけでも天然色のアンティークとして売れますが、やはり一緒に持って頂いた方が良いと思うのです。
(背面は現状渡し、それぞれ単体での販売はしません。)
その背面のキリムの表面は、画像の通り色むらがあります。
これは、絨毯に対してキリムが幅広に織られていたので、その部分を内側に折り込んで絨毯を縫合していたためです。
最後の画像は、更にその裏面の様子です。
もし、このキリムを何らかの形で利用するのでしたら、上と下を房留めして、小さな破損部は房止めの際に取り除く糸で修復でき、裏面を表として使えば、完璧なキリムになります。




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