キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
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ca340 シワス・カーペット

産地 シワス / SIVAS CARPET
年代 1960年頃
大きさ 95*57cm
価格 38,000円


シワスの高品質なヤストック絨毯。
ウールの品質に優れ、絨毯そのものが柔らかく出来ており、パイルの目が整っていたので欲しいと思い、手に入れました。
買い付けの際は価格交渉が最優先の為、これが優れているとか、何処の由来であるか等々、相手に有利となるような事は一切口にしません。
買った後から尋ねる常套手段ですが、どうやら相手はもう一枚上手の様子。
私がこの写真を送りつけると、「この絨毯は目が整って仕事が良いものなので、ギュルン辺りで制作されたものだと思う。」との事。
流石に代々絨毯屋を営む家系、見ただけでそういう事が分かるのです。
確認の為、マラティアの若い(30代半ば)の友達に聞くと、マラティアのHekimhan/ヘキマンかもしれないと教えてくれまた。
シワスのギュルンからヘキマンまで直線距離では40km程、ただ山岳地帯を抜けるので実際には100km近い距離感がありますが、言おうとする事は同じです。
この一帯はかつてアルメニア人が織物の制作を担っていた場所、そう言われれば、十字架から派生したようなデザインが見られます。

フィールド全体を模様で埋め尽くした後、細部を角張った模様で埋め尽くすこの地方ならでは。
キリスト教の影響の濃いエルズルム方面等にも同じようなデザイン、まるで羽を広げた鳥のようなモチーフが見られます。
もっともこれが鳥なのか、それとも全く別の意味なのかは分かりません。

また、色合いの面でもこの地方らしい特徴があります。
ボーダーの背面は決まって白色で輪郭線を描き、その中に流水と星模様。
シワスのギュルンはしばしばコチニールが好んで使われるので、その名残を伺わせる赤色。
ブラウンはこの地方で好まれる色合い、これに何かを混ぜて濃く染める事で黒い焦げ茶色を出します。

もし、地元に行って詳しく尋ねるなら、その由来を探し出す事もできると思いますが、今のギュルンは、過疎化の進んだ地方の村、国道沿いに多少の往来はある程度。
ピシニクやシャワックがそうであるように、きっと、このヤストック絨毯も何かしらブランドの産ですが、その名が分からないので、名のない優れた作品という位置付けです。




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