Kilim Art Atelier／キリムの店＊キリムアートアトリエ　　【ジジム】

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ci181　ベルガマ

産地	ベルガマ　BERGAMA CICIM
年代	１９６５年頃
大きさ	１５１～１５３＊１０８cm
価格	７０，０００円

西アナトリア各地で見られるタイプのジジム。
縦三本線の配色を変える事で、幾重にも重なるメダリオン模様を描きます。
産地としては、ベルガマからマニサにかけてのエリアで好んで用いられます。
ただ、綺麗な真っ赤の背面キリムが見えなくなる程の隙間の無い装飾、織り密度の高さといい、このタイプのジジムとしては考えられる限り最善のもの。
経糸にはウールの房が見て取れ、オールウールで有名なベルガマ絨毯と同じ系統。
コザック“KOZAK”村辺りの産ではないかと推察します。
ベルガマ北部、バリケシルとの県境にある山間の地域、この村の作品は品質が秀でている事で知られています。
勿論、制作者が特定できないのであくまで推測にはなりますが、コザックでは無かったとしても、これはその名で呼ばれるに相応しいもの。

キリムは上端から織り始めたと思われ、模様を良くみると、上側のメダリオン模様の方がより精巧な菱形模様を描いています。
下側のメダリオンでは、上端から生じる歪みの調整をしながら、模様をきっちりスペースの中に収める必要があり、上手く調整してやりこなしています。
外周にダブルで置かれるＳ字のフック模様は、所々逆さ模様になり、下側では、より顕著になる事から、長く続いた労苦からの解放を喜んでいるかの様です。

使用感も無く、過密なジジムで強度を上げている事から丈夫に出来ており、応分の重さもありますから、飾りではなく敷物に向いています。

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ci181 ベルガマ

ci181　ベルガマ