キリムの店*キリムアートアトリエ |
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ci185 ヨズガット |
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非常に珍しいジジム。 まず産地については、はっきりしたことは分かりません。 産地に近いと思われるカイセリで聞きまわった所、色柄からヨズガット方面ではないかとの意見があり採用しました。 因みに、これもカイセリのコレクターから譲り受けたものです。 ヨズガットという名前では余りピンときませんが、かつて、ヒッタイトの都があった場所、アンカラ東に150km、トルコへ観光旅行に行けば必ず案内されるボアズキョイの遺跡と博物館と言えば分かり易いです。 かつてのハットゥシャの遺跡は渓谷を切り開いた山中にあり、自然の要害であると共に、森林に覆われ、とても肥沃な土地だったらしいです。 農耕にも放牧にも適した土地であった為、徹底して森林は伐採、開墾されてしまい、キリムを織る伝統も失われました。 その伐採のせいで遺構が発見される一因になったのではないでしょうか。 北にはチョルム、南にはクルシェヒルとカイセリ、東にはシワスがあり、キリムの産地としては申し分なし。 直接の関係はないかもしれませんが、茜が名産です。 肝心のジジムについても良く分かりません。 他に見つからないので、話題に上らないからです。 茜と何かの葉を使った染料で染めた経糸と緯糸の組み合わせによるベースのキリムは、まるでガジャリのよう。 どうやって制作したのか分かりません。 しかし、ガジャリの面影を見せつつ、キリムの手法でジジムを織り込んだよう。 制作するのがかなり大変だったという事だけは、何となく分かります。 デザイン的にはコンヤ方面、シワスのドラゴン模様、双方がミックスしています。 ベースのキリムは薄手、ジジムのあるお陰で強度を出してあるよう。 とても短い期間使われていたと思いますが、恒常的に敷いてあるのではなく、お祈りの際に床に敷いたような感じに見えます。 |
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