キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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ci129 ユンタ

産地 ユンタ YUNTDAG CICIM
年代 1965年頃
大きさ 151*83cm
価格 ご売約済み ありがとうございます


ジジムの産地として有名なユンタ。
マニサ県の最北部、ベルガマとの県境に位置するユンタは、土地柄、同じマニサ県のセレンディとベルガマの特徴が見られます。
キリムは少なく、多くのジジムを産出していますが、ほとんどの場合、精巧さは余り感じられず、ゆったり織られたジジムが目に付きます。
全体的にふっくらとした敷物は実用に向いているものの、余り万人受けするとも言えず、ご紹介する機会は希でした。
しかし今回ご紹介する物はここ2〜3年で唯一買い取った物、一目見てお分かりのように、もの凄く良質なものです。
上下のボーダー部は、縞模様+プトラックのジジム。
どこかで見た縞模様キリムだと思いませんか?
そう、ここは密なジジムの配置といい、上物のセレンディです。
次いで現れる菱形の人の顔の様なジジムは、マニサ地域のもの。
横のボーダーに現れるX字のジジムは、ベルガマの箪笥模様の影響を受けたこの地方ならではのもの。
そして、圧巻のフィールドには、ジグザグのストロークの短い流水が、魔除けの目を伴った形。
この流水模様自体は、割と目にする物、大抵、カラフルなジジムより背面の黒の方が目に付きます。
しかし、こちらはジジムがほぼ完全に背面を埋め尽くしています。
何種類もの糸が混ぜて使われている経糸をご覧のように、これはやや牧歌的なタイプに近いジジムなので、もっと粗雑に織られていても何ら不思議はありません。
しかし、この織り手は異様なくらい過密な装飾を施す事に固執したようです。
中央に白い流水模様を置き、柱の様にそびえている事から、お祈り用にも使えるようにデザインされたのでしょう。
上下の違いが分かるよう配色を変えた縞模様のキリム地といい、多分、画像の通りの方向に使う物なのでしょう、下端の赤/白のプトラックは足を置く場所を示唆しているようです。
密なキリム地フルのジジムが織り込まれて、かなり強靱なキリム、敷物として十分役立ってくれます。




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