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ci166 フェティエ |
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気持ち小振りなフェティエのジジム。 時として大振りなサイズ、太めの糸でざっくりと織られ絨毯の様に重いジジムもある中で、おそらくこれは、持ち運ぶ事も考慮され、必要最小限のものをこの大きさの中に詰め込んで出来上がったのだと思います。 下の房、編み込みの部分に見える経糸には、フェティエとしては少し細い位の良質な糸が使われています。 フィールド面積と比べて遜色ないワイドなボーダー部は、部族性の象徴でもあり、遊牧民系のキリムには欠かす事の出来ない大事な部分。 メインのボーダーからは主たる家系、それに続くボーダーには現在のファミリーの紋章と言う様に、昔の人は、ここを見るだけである程度の由来が推察出来ました。 少し小振りなサイズになっても手を抜くどころか、更に過密で頻繁な色の切り替えが行われたボーダーは、下手をするとフィールドより手間が掛っています。 全体を通じ、フィールドの格子模様とその中に入れられた数々の魔除けの目、ボーダーにおいても同様の細工が随所に見られます。 年代的に化学染料も使われていますが、それでもこれは割と古いものなので、オレンジは一切無く、天然の黄色がメインカラー。 画像からは判別できないと思いますが、黄緑の他に黄土色した天然色も使われています。 少し割高に感じるかもしれませんが、最近では状態さえ良ければ総化学染料のものでさえ、これとそれ程変わらない価格帯で売らなければならない位に高くなっていいます。 |
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