キリムの店*キリムアートアトリエ |
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ci190 フェティエ |
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お祈り用のジジムです。 この手のジジムは既に多数掲載しており、説明の必要もなさそうに思いますが、少し・・・。 先ず、品質面ではトップクラス、年代も同等品の中では古い部類に入ります。 細部の仕上がりをご覧頂ければ、菱形模様のジジムが精巧に連続して織り込まれる等、とても腕の立つ人が制作したものです。 フィールドの輪郭、そしてボーダー部が波打っているように見えるのは、意図的に縞の幅を変える等して織られている所為。 何故なのか全く分かりませんが、遊牧民キリムにしばしば見られる特徴で、これはその様相が少し強く出ています。 そう言ったアレンジが出来るくらい完成予定図が頭の中にあったから可能だったという見方もできます。 色合いは、全体的にやや退色気味。 元々はもっと濃い色合いでしたが、アンタルヤで日干しする人が、太陽光の下で見て「色が変わらない」と思ったのか、長い間、太陽光に当てたのだと思います。 一番濃い赤色はまだ強いままに残るくらいですから、全般的に結構な濃い色彩であったと推察できます。 基調色の紫は、どうやって染めたのか定かでないものの、マナストゥルのセミアンティーク等、やや古めのキリムに見られる色合い。 背面色は、朱色系の赤からブラウンを少し挟んで、紫、薄い紫へと変化します。 マルチなボーダーも恐らくトルクメン系の名残り、これが多ければ多いものほど大抵が優れた作品です。 最上段のボーダーの内、中央付近、ダブルのベレケット模様のジジムに擦れが見られるのはお祈りに使用した為のようですが、他の部分に損傷が無いので、跨いだのでしょうか? いずれにしてもセミアンティークの天然色系ですから、相場が一段上で、仕入れました。 ただ、ご覧の通り、色合いが退色してしまったので、価格的には少し利益を上乗せした程度にしています。 淡い色彩とこのデザインが気に入って頂ける方に。 |
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