キリムの店*キリムアートアトリエ |
HOME | | | お取り引き について |
| | 配送方法 と送料 |
| | お支払い について |
| | Q&A | | | オーダー フォーム |
| | お知らせ | | | サイト マップ |
ci153 カラプナル |
|
カラプナル近隣の農村部で織られたと思われる赤いジジム。 産地を示すと言われるボーダー部分(外側)は、カラプナルにはあまり見られない形で、むしろ、セレンディ方面のジジムに近いと感じます。 ただ、星模様のボーダーから内側はカラプナル風。 しかし、プトラックのジジムのランダムな配置、故意に他の模様と交差している点等は、形式的で精巧な織りを特徴とするカラプナルとは異質で、ジジムベースの赤色、糸質はシワス風。 きっとカラプナル近隣に起源を持つ家族の手によるものなのでしょうが、余りそれらしく無い所がユニークな点。 その特異な装飾振りから、何に使ったものなのか?と考えてしまいます。 「敷物なのだから、敷いて使ったに決まっているだろう」という声も聞こえてきそうですが、基本、キリムやジジムは家族皆で過ごす広間に敷いて使うもので、現代の様に一人部屋という意識は低く、個人用なのはお祈り用や壁に掛けて使うキリムくらい。 きっとこれを織った娘さんの家庭でも、壁に掛けたり、部屋の間仕切り等として使う事を想定していたのでしょう。 但し、これ程の力作は他に見つからない事から、余程の理由、嫁入り道具等の類として作られたのかもしれません。 薄手のジジムですが、しっかり織られているので大事に使えば敷物にも使えなくはない位、壁飾りなら万全です。 |
戻る |
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。 Copyright © 2015 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved. |
7269 |