キリムの店*キリムアートアトリエ |
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ci168 シワス |
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一目見て可愛らしいと感じるこのジジム、実はガジャリと呼ばれるキリムです。 ガジャリはまず、織り込みたいと思う色彩を経糸として機材に張ってから、その経糸に緯糸を通す事でキリムを織り上げて行きます。 この織り方は、簡易な機材で織り進める事ができる反面、座ったまま手の届く範囲で織り進める事から、大体30p程度と幅に制約があります。 その為、幅のあるキリムが欲しい場合は、複数枚を織った後でつなぎ合わせるので、こちらも3枚のキリムから出来上がっています。 しばしば、もう一色別の経糸(色糸)を混ぜることで幾何学模様を作りますが、これには幾何学模様は無く、代わりにジジムを織り込んであります。 たぶんこれは、幾何学模様の代わりとして、細いストライプの多色使い+ジジムにする事で、デザイン上の自由度を上げて、より一層の華やかさを求めたのでしょう。 他に例えるなら、色のパターンが超過密になったベルデ風のキリムに、ショールデザインの様なジジムを織り込んだもの。 そのジジムは中央部に空いた空間を設けて、どこか三角の模様が浮き出た様な恰好。 裏面には、ガジャリ特有の模様を描く為の糸が渡って無いので、薄くて軽いキリムになっています。 ガジャリは本来、長いキリムを織るのに適しているにも関わらず、敢えてこの1m程度の短いキリムとしたのは、持ち運びし易いこのサイズが必要とされたと考えられ、ここまで念の入った仕事振りから、お祈りの等の特別な用途があったのでしょう。 前述の様に、テーブルのカバー等の飾りとする事は容易ですが、反面、フローリングの床面に敷いて使うのには滑りやすいので適していません。 |
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