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ci123 カラプナル |
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カラプナル又はオブルク産の古いジジム。 控えめに見積もっても80年以上、恐らくそれ以上あり、元々良質なこの地のジジムの中でも殊の外良質。 おまけに、古い物はその代償としてジジムが擦り切れたり小さな解れがあったりと、年代なりのダメージがあって当たり前ですが、これにはそのような様子すら感じられません。 もっとも、この薄さで使い込まれていたなら、僅かなダメージにとどまらず、ボロボロになっていたでしょう。 産地についてはカラプナルとオブルクが入り交じっているので、どちらとも言い難いタイプ。 いずれにしても、双方に於けるトップクラスです。 デザインは、ボーダー部に箪笥模様を連ね、その外部にもしっかり手の込んだ装飾、左右は、内外に密なドラゴンの足跡。 流石に古いだけあって仕事が良く、ベースの薄いジジムから浮き上がるように織り込まれています。 そして、フィールド部は一転して無地のベースを生かした空虚な構図。 中央を貫くドラゴンメダリオンは二つと2/3位、ぴったり三つを収めない所に制作者の意図なり拘りがあります。 そして、そのメダリオンを挟み込むようにして並ぶ「く」の字のプトラックのジジムは、砂時計の形を描き、ミフラ部の台座のよう。 上端にはケチムスルばりのYの字の角模様が隠すように一本だけが置かれている所を見ると、お祈り用にも使えるようにと考えられたのでしょう。 暗めのワイン色した経糸のベースカラーは左端がブラウンの他、濃淡が付けられているので、微妙にフィールドカラーに濃淡が出ています。 ただし、フィールド右側のナチュラルな感じの色むら、皺のように見える部分は退色による斑です。 ここに汚れが付着していたか、皺になったまま長年放置されていたためにできた色むら、特に問題になるレベルではありませんが、念のため。 |
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