キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
キリムの店*キリムアートアトリエ
HOME | お取り引き
について
| 配送方法
と送料
| お支払い
について
| Q&A オーダー
フォーム
お知らせ サイト
マップ


ci124 コンヤ

産地 コンヤ KONYA CICIM
年代 1960年頃
大きさ 161*99cm
価格 ご売約済み ありがとうございます


コンヤ県の遊牧民の末裔によって織られたジジム。
このデザインそのものは、西はアフヨンからアイドゥンにかけて、東はアダナやトロスでもお馴染みの羊の角、でもこれはコンヤ産。
何処にも書いてありませんが、これに触れると分かります。
西方の場合、遊牧民ジジムは大抵もっと大らかな様子、東方では織りは細かく精巧になりますが、ベースに山羊の毛など堅めのものを使います。
その点これは少しひょうきんな顔付きをしているものの、粗雑な感じは全く見受けられません。
それどころか、薄く織られたベースのキリム地からほっこり浮かび上がるようなジジム、とても立体的でバランスの良いものです。
無論、黒っぽいベースもウール。
そして、上下のボーダーに入れられたジジム等から、中央アナトリアのコンヤ周辺で織られたジジムだと推察できます。
シンプルなデザインながら細部までよく考えられた造り、左右の端に配置する模様を変えてあるのも意識して事。
至る所、いろいろな形でジグザグ模様や護符の三角を取り込み、昔ながらの土着の信仰に基づいた土臭さが感じられるのも、このジジムの魅力。
何より、この手のデザインのジジムの中で、色の組み合わせやデザインの配置等いろいろな要素が絡み合って、何処がどうとははっきり明言し難いものの、とてもチャーミングな絵姿。
これより精巧な羊の角をたくさん織り込むトロスジジム、色彩も豊かで見事な作品もありましたが、なぜかそれらよりこの方がより興味を惹きました。
ほとんど使われた様子のないジジムなので、酷使しない程度の敷物や飾りとしてお使い下さい。




戻る
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。
Copyright © 2013 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved.
50