キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
キリムの店*キリムアートアトリエ
HOME | お取り引き
について
| 配送方法
と送料
| お支払い
について
| Q&A オーダー
フォーム
お知らせ サイト
マップ


fc231 アンテップ・キリム

産地 アンテップ GAZIANTEP
年代 1920年頃
大きさ 116*147cm
価格 130,000円


記憶から消えてしまいそうなくらい前に、マラティアで手に入れました。
マラティアではあまり見かけないタイプですし、当時既にアンティーク直前。
どこの産かも分からず、良い物が手に入ったと喜び、それからずっと仕舞っていました。

今なら、このギョルの形から、典型的なガジアンテップと分かります。
年代が若くなると、文化的交配が進み、ギョルの模様だけでは区別がつき難くなります。
アンティークだからこそ、伝統的な手法で制作されたアンテップだと分かります。

加えて、隠れた経糸には、多分ブラウンウールが使われています。
白いウールやコットンならば白い物がポツポツと見えますが、これには見当たらないからです。

その魅力は、クルディシュな雰囲気満々な所であり、かつ、精巧緻密に仕上げられてスマック部分。
マラティア等と違うのは、スマックの織り方もそうですが、複雑な模様と色合いの豊富さが挙げられます。
非常に色彩豊かで、かつ、如何にもアンテップらしい色合いです。
色むらも取り混ぜる事で、非常に多彩に感じます。
些細な事ですが、青色の縞模様の中にも、黒っぽい色彩で色むらを取り入れてあります。
こんな手間暇のかかるものを作り上げるのは、極めて職人気質の高いこの地方ならではと言えるでしょう。

キリムとは違うものの、食事がおいしいというのも、手間暇を惜しまずに心血を注ぐこの地方らしいところです。

チュアルとしては気持ち薄手の部類ながら、経糸が強靭な所為もあり、修理は一切行っていません。
100年位前の状態そのまま。
勿論、敷物にできますが、踏み込むのを躊躇しそうな位です。

かなり以前に撮影したものの為、全体的に明るく映し出されており、室内でご覧になる際はもっと暗めのトーンになるとお考え下さい。




戻る
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。
Copyright © 2024 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved.
13