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fc231 アンテップ・キリム |
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記憶から消えてしまいそうなくらい前に、マラティアで手に入れました。 マラティアではあまり見かけないタイプですし、当時既にアンティーク直前。 どこの産かも分からず、良い物が手に入ったと喜び、それからずっと仕舞っていました。 今なら、このギョルの形から、典型的なガジアンテップと分かります。 年代が若くなると、文化的交配が進み、ギョルの模様だけでは区別がつき難くなります。 アンティークだからこそ、伝統的な手法で制作されたアンテップだと分かります。 加えて、隠れた経糸には、多分ブラウンウールが使われています。 白いウールやコットンならば白い物がポツポツと見えますが、これには見当たらないからです。 その魅力は、クルディシュな雰囲気満々な所であり、かつ、精巧緻密に仕上げられてスマック部分。 マラティア等と違うのは、スマックの織り方もそうですが、複雑な模様と色合いの豊富さが挙げられます。 非常に色彩豊かで、かつ、如何にもアンテップらしい色合いです。 色むらも取り混ぜる事で、非常に多彩に感じます。 些細な事ですが、青色の縞模様の中にも、黒っぽい色彩で色むらを取り入れてあります。 こんな手間暇のかかるものを作り上げるのは、極めて職人気質の高いこの地方ならではと言えるでしょう。 キリムとは違うものの、食事がおいしいというのも、手間暇を惜しまずに心血を注ぐこの地方らしいところです。 チュアルとしては気持ち薄手の部類ながら、経糸が強靭な所為もあり、修理は一切行っていません。 100年位前の状態そのまま。 勿論、敷物にできますが、踏み込むのを躊躇しそうな位です。 かなり以前に撮影したものの為、全体的に明るく映し出されており、室内でご覧になる際はもっと暗めのトーンになるとお考え下さい。 |
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