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fc151 ホタムシ・キリム |
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ホタムシのシリーズ、もう一つの最高峰をご紹介します。 そもそもホタムシとは、中央アジアから移動してきたトルクメン系の部族のうち、今のコンヤ南東部辺りに住み着いたグループの呼び名とされます。 その一部はアイドゥン方面にも定住しており、瓜二つのフィールドデザインが見られます。 後世になり、彼らの作品が欧米で高く評価されると、カラプナル市郊外にあるホタムシ村の名が冠され、ホタムシ部族という言い方もされるようになりました。 しかし、ホタムシの担い手である彼ら自身は自らを誇りを持ってトルクメン族だと語ります。 つまり、ホタムシ村はトルクメン部族の代表的な定住地の一つに過ぎず、キリムの産地としてのホタムシ村と正しくリンクしていない可能性が以前から指摘されています。 実際、ホタムシと呼ばれるキリムにはいくつかのタイプがあります。 例えばこちら、特徴あるとぐろを巻いたドラゴン模様は、カラプナル市の東、トロス山脈の麓ムットにも良く用いられるデザインであり、この地方と関係性が強いことが伺われます。 一方で、カラプナル市から北東に走る旧道に沿って進むとアクサライがあり、しばしばホタムシのキリムはアクサライと酷似しています。 この様に、ホタムシのキリムには典型的なスタイルで織られるものの他に、地域毎に異なった特性を備えているケースが割と頻繁に見られます。 これの場合、流水のボーダー、ドラゴン模様もホタムシの典型ながら、幅広で短く凝縮してあり、青いフィールドのホタムシはおそらく誰も見た事がありません。 これも彼らの持つ多様性の一端と理解され、定住した地域の違いから、長い年月を経 て土着の文化と融合が進んだものと思われます。 それでもトルクメン―ホタムシ族である誇りを忘れる事無く、片側(上端)にのみエクストラのボーダー+短いながら縞模様のボーダーが彼らのアンデンティティを示しています。 素晴らしいのは、その色合い。 コントラストのはっきりとした色彩は、およそ150年前のキリムに相当します。 偶々、トルコの専門家・キリム屋ではなく、トルコ国内の大学に職のある方が老舗のキリム屋を巡っている時にこれを目に留め、全く同じ事を話してくれました。 しかし、私にはこのキリムはその年数を経てきた年期が入ってないと感じます。 稀にある事ですが、この織り手の家庭で、身内の誰かがキリム等を制作する機会があって、大量の糸を染め上げておき、偶々20年程度後にその糸を使ってこのキリムを織り上げたとすれば、謎が全て丸く収まります。 いずれにしても、隙間を埋め尽くす圧巻のデザインに加えこの色彩、天然の原料を使って染める事ができたほぼ全ての色を駆使して彩られ、これがうまく収まっているから不思議。 僅かばかりの白には、白さを強調するコットン、そして、ウールとの混合糸が使われています。 なお、ホタムシのぐるぐるドラゴンが良く見える方向で撮影していますが、日にちを変えて反対側からも撮影し、参考までに一枚、その全体像を最後に掲載しています。 |
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