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fc222 ディリジャン・ヘイベ |
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かなり以前、マラティアのローカルバザールで手に入れました。 当時、この産地に関する知識が十分にありませんでした。 とは言え、マラティア産である事に違いはなく、シナンのヘイベと色格好が似ているので、何処か近い物だろうと思っていました。 それから数年が経過し、マラティアの知人等から得た知識で、このジジムの特徴からディリジャンと呼ばれる作品に分類される事が分かりました。 Wikipediaから少し引用すると、 ディリジャン(クルド語: “Dirêjan” )とはマラティア周辺及びイラン東部に居住するクルド人部族であり、この地域で最大の羊の群れを持ち、その群れは500~700頭に達する。 その一部は、シワスのディブリー地区の高原で放牧を行い、冬は温暖なマラティアのヘキムハン、アルグアン、ヤズハンの平原に降りてきました。 因みに、最も南に位置するヤズハンからシワスのディブリー地区までは200km位あり、その移動距離の長さに加え、マラティアの北部に位置するこれらの地域の冬は寒く、遊牧生活の過酷さが伝わってきます。 そして、このヤズハン市にあるのがシナンの街であり、このヘイベはディリジャンの人達がヤズハンの何処かの村で制作したものと思われます。 私が所有している他のディリジャンのヘイベやキリム、チュアル等は、これとは色合いや大きさ、使い慣れている素材等、多方面で違いますから、住み着いた村も違うのだと思います。 基本的に、縞模様の間隔がもっと幅広で模様も質素、大らかな遊牧民らしい味わいです。 しかしこのヘイベはご覧の通り、個々の模様が精巧かつ密に組み上げられ、ジジムのベースに使われている黒色が見えなくなる過密な装飾振りは、ヘイベとしての役割以上の物。 これを見ていると、ディリジャンに伝わる伝統の技を見せつけているようであり、メインカラーに目立つ赤色を選んである事等から、嫁入り道具の一つとして制作したのだと思います。 色合いは勿論、全てが天然色。 染料の材料となる草花が豊富にあった場所を移動していたら彼らですから、様々な色彩を生み出す事位お手の物。 沢山使われている黄土色の内、一部は染めの過程の違いから緑っぽい色彩をしています。 色褪せすると総じて似たような色彩になりますが、袋の中の色糸の一部にその名残が伺えますので、掲載しています。 これが織られた当時は、所々緑味が出ていた筈です。 ジジムの模様は、全てディリジャンに典型的なもの。 この模様の組み合わせを見つけたなら、東部アナトリアの何処かで制作されたディリジャンだと推察出来ます。 但し、遊牧民の彼らは各地のデザインを踏襲しながら自分達のスタイルを作り上げてきたので、他の土地に由来するものも含まれています。 コンディション面では、使用に伴うものと見られる穴が袋の底にそれぞれ一つ、対角線上にあるのと、横のかがり糸が解れている所があります。 底の部分は家庭で補修した跡が残っていて、色目も悪くないので、そのままに残しています。 下手な修理では、余計に目立ってしまうからです。 横のかがり糸の解れ部分、代替品で宜しければ取り繕う事は出来ます。(無料) その他、小さな解れはこちらで修理しました。 飾りとしての用途がメインとなると思われますが、この上に座ってもビクともしません。 私自身の手で、袋の裏側まで洗いましたから、使用時の汚れは無く綺麗な状態です。 |
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