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fc36 コンヤ・キリム |
産地 | コンヤ KONYA CIHANBEYLI KILIM |
年代 | 1905年頃 |
大きさ | 156*127cm |
価格 | 560,000円 |
オブルクのようであり、そうではない、とてもユニークなキリム。 図柄から得られる情報では、シワス/マラティア、チョルムなどの面影も伺え、織り方は本家オブルクの極薄とは違い、ややしっかりとしたクルド人の特徴が現れています。 そこで出した答えがジハンベイル、クルド人が多く移り住んだ町で、コンヤのデザインと融合したマラティア風のキリム・絨毯が多く産出されています。 悩ましくも慎重に過去の記憶を頼りに目星を付けて、いくつかの答えを出した上で、再度、裏付けを取りました。 ただし、ジハンベイルよりも濃厚な色合い、片側のみ変形を伴った内側のボーダーといい、遊牧民のオブルクとしての面影がかなり強く残っています。 いずれにしても、この意表を突くひょうひんなデザインは祈祷用のキリムにはかなり珍しいもの。 単にマラティアではここまではっきりした色合いの古いキリムは希、ましてや色づかいが違います。 ミフラブの形状も変わっていますが、その色が単色ではないのもクレイジー。 周囲の色の組み合わせ/色むらときたら、変化に富み過ぎて祈祷用である事を忘れてしまいそうです。 オブルクでは、生命の木とも言われる三本の「アンテナ」等は、太く大きめのフックを用いて芯の強い敬虔さを強く意識させます。 特に、黒いフィールドがグリーンに変わる付近を境に、神の領域に入る事を示すかのように装飾性の高さ/神聖さは極みに達しています。 接写画像は掲載していませんが、「アンテナ」の爪の部分や十字の目の模様など、随所に銀の巻きが凄いシムがふんだんに使われています。 |
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