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fc39 シワス・ギュルン・キリム |
産地 | ギュルン SIVAS GURUN KILIM |
年代 | 1900年頃 |
大きさ | 356*170cm |
価格 | 580,000円 |
シワスギュルンの最上クラスのキリム。 時折、より付加価値の高いマラティアとも説明されますが、多くの場合が高く売る為に考え出したセールス文句、標準的なマラティアをしのぐ特別なギュルンに言い訳は必要ありません。 見て下さいこの美しいギュルン。 色合い、品質から保存状態まで文句のつけようがありません。 デザイン面では、定番の六角形の中にイヤリング、西洋の解説書で言うところの砂時計が上下に二つ入り、小さく仕切られたスペースにはシワス地方の模様がきっちりと収まっています。 また、ギュルンではチフカナットのつなぎ目を利用してここに「サソリ模様」を入れてありますが、これがまた一つずつ表情が違っていますし、フィールドの隙間もたくさんの小さな模様で埋め尽す手の込んだ仕事ぶりで、文字通り「スキ」がありません。 そのように思いながら撮影していると、所々で光る部分を見つけました。 一枚だけ接写画像を掲載していますが、目の模様やその上下の模様までツルツルとした手触りで光沢があります。 六角形の緑色の一部までそのような感じ、どこまでがそれなのか確認していませんが、これらはシルクです。 最初に画像を見たでけでは「少し大柄かな?」とも思えますが、実際に実物に触れると、今までに見たギュルンと違い、そのエッセンスが凝縮された印象を受けます。 そもそもこの六角形は縦に十個も入っているため、一つずつが案外小さく、その外見上の遊び心とは裏腹に、きっちりと計算された「流れるような」完成度の高さが魅力です。 |
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