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fc200 カイセリ・マンチェスター・絨毯 |
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カイセリ絨毯の最高峰、マンチェスター。 イギリスの絨毯商人がマンチェスターから素材のコットンとウールを持ち込んで、欧米の顧客に向けて織らせたのが始まりです。 聞いた話では、初期・中期・後期に分かれ、初期の物の方の品質が良いそうで、これはその初期に分類されるもの。 カイセリまで出張すれば、この他にもマンチェスターに触れる機会があるので色々見比べた結果、これは相当に腕利きの工房だった事が、画像を見ただけでも分かります。 これでもかと手の込んだ装飾性の高いデザインは、隙間というものが有りません。 こんなに手の込んだ絨毯のデザインは、何処にもありません。 何故なら、これはカイセリでもトルコのデザインでも無く、シルワンのデザインを用い、トルコ人の好みではなく、欧米で好まれるデザインにアレンジしているからです。 マンチェスターの絨毯は基本的に輸出品であり、シルワンにもこれ程に濃密な図案は存在しません。 デザイナーが考案した図柄を方眼紙に落とし、それに必要な色糸を準備して、雇った織子に委託する。 全てが一流の仕事です。 かなり優れた工房だったのでしょう、これだけの色目を準備するのは容易な事ではありません。 初期のマンチェスターの場合、染色はトルコ国外で行われた可能性があり、天然色かどうかは微妙です。 何故なら、当時は天然色による色むらが欠点と考えられており、それを克服する為にどうしたのかが分かりません。 化学染料という人もいれば、天然色という人もいます。 これを譲ってくれた友人は、3枚セットで買い付けたこれらマンチェスターのうち、1枚を15年位窓に近い壁に看板がわりに吊り下げたままでしたが、裏面の色と変わりがありません。 これが化学染料だとして、太陽光に当たっても色褪せず、水に濡れても色流れしないものが、この当時あったでしょうか? いずれにしても、最高ランクのマンチェスターが、最高のフルパイルで現存しています。 裏面の画像、カイセリ絨毯の最高峰のビュンヤンが霞んでしまう程の高品質です。 |
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