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fc203 ニーデ・絨毯 |
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古いお祈り用絨毯です。 シルクロードの要衝として、古くから繁栄した都市がアクサライ。 そのアクサライを取り巻く集落の一つがタシュプナルであり、トロス山脈の一部であるハサン山の麓に位置し、夏の放牧地として栄え、当然の成り行きとして、絨毯転業が栄えました。 メダリオンのデザインを好む欧米でその名が有名になると、商用目的で制作される絨毯では、商品価値を高める為にタシュプナル風のデザインが他の周辺地域でも制作されるようになりました。 その為、アクサライ周辺で織られた絨毯は総じてタシュプナルと呼ばれるようになり、大きな括りで言えばこれもタシュプナルの絨毯に分類されます。 従って、正確な産地はそのボーダーや色合いなどから推察します。 この絨毯の場合、タシュプナルのメダリオンを用いながらも、色使い面ではヤフヤル方面、距離的に数十キロしか離れていないニーデ付近で制作されたと推察されます。 色合いは、もちろん総天然色。 淡い青紫は、茜のアルミ触媒ではないかと思います。 深い紺色に染め上げる技術があるのに、化学染料を使う事は考え難く、色のバランスとして淡い色彩が必要となり、用いられたのでしょう。 メインボーダー背面色はタシュプナル同様、黄色にかなり近い草色。 実際、黄色も使われています。 お祈り用として使われていた為でしょう、中心部のパイルは短くてもそこそこに残っています。 ボーダー部分はパイルの状態が良いので、織られた当時の美しさが見て取れます。 小さな破損も全て修理してありますから、一時的に敷くくらいなら問題はありませんが、軽い絨毯ですので、飾りとしても十分に見栄えのするものです。 パイルの目の詰まりが良く、裏面を見ていても心癒される気持ちになります。 |
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