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fc205 シブリヒサル・キリム |
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鳥人エリベリンデ模様のお祈り用キリム。 滅多に見つからない小さなサイズかつ、優に100年を超える古いもの。 華美な装いではありませんが、じっくり眺めると色美しいキリムです。 ただ、暗い画像ではその色合いの良さが分かり難いので、接写画像では適度な明るさで映るようにして撮影しています。 特に色美しいと感じるのは、上下のボーダーとエリベリンデの背面、どちらも普通は目立たない所です。 ボーダーは色取り取りの鳥模様で飾られ、ここに使われている赤色は、やや朱味がかった古いキリムにお馴染みのもの、下端の黄色いスカートがそれらをより一層際立たせています。 フィールドのエリベリンデも十分に美しいですが、これの場合、その背面にはブラウンに加え、濃淡のあるなすび色や深緑色が使われています。 なすび色は、フィールドに使われているのと同じ赤紫を藍染して染め上げたと思われ、その分、赤紫味を帯びたエリベリンデに近い色質です。 深緑は何を混ぜ合わせたのかはっきり分かりませんが、一部に黄色系の色彩が色むらとして残っているので、これを藍染めしたように見えます。 上端に見られるダメージは、ブラウンが朽ちた事によるもので、色が変わる境目からは状態良く残っています。 下側にもブラウンは使われていますが、使用頻度が低かったせいか、上端に比べればダメージは軽微。 上側の損傷が大きい要因は、上端がお祈りの際に踏み込む場所だった可能性があります。 撮影後に気が付きましたが、上の房やスカート部分の損傷が多く、色合いの変化によって描かれたメダリオン模様の下側にミフラブのトップがあるように見えなくもない。 勿論、厳密な決まりではないので、逆さで使う事もあります。 なお、このキリムは、おそらくコンヤで織られたものです。 シブリヒサルはコンヤにとても近く、キリムのデザインが似ているのは当然の事、そもそも、この鳥人エリベリンデはシブリヒサルに多いと言うだけで、由来もはっきりしません。 決め手は上下のボーダー模様、シブリヒサルはもっと大らかな羊の角などを用いるのに対して、コンヤはこの様な精細な鳥模様を好んで用います。 エリベリンデも同様に繊細で、形や色の変化に加え、大きさも微妙に違うなど、変化に富み、左端の中央付近では、キリム本体が少し膨らんでいます。 何かしらと思って見ると、ここは模様の配置を変え、他と違うデザインを取り込みながら広くなるように織り込まれています。 このように色合い、デザイン、どれをとっても変化に富んでおり、否定的に捉えるならば稚拙という表現になるかもしれません。 ただ、手織りの古いキリム、それも遊牧民がろくな下図も用意せずにこんな複雑なデザインを織り進める事自体がかなり難易度の高いもの。 単に小さなキリムが必要ならば縞模様タイプで事足りる中、複雑なエリベリンデ模様とし、細い糸で手間暇かけて制作しており、それなりの自信と必要性があった事と推察します。 現状、基本的に洗って干しただけで修理はしていません。 白い綿糸は、洗う際に破損が進み難いように取り繕ってもらった所、オーナーが補強した部分、ダメージ部分に残る紺色の補修糸は、このキリムを使っていた家庭で施されたものです。 その他、部分的な房止めも行っています。 もしご希望であれば、整形する程度の優しいストレッチ+αの程度ならば無料にてお受けします。 |
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