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fc213 ヘルキ・絨毯 |
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ヘルキの大判絨毯。 カイセリから空輸で届いたものを冬空の中で日干しすること2日、そのまま直ぐに撮影しました。 税関等で開封された後、荷崩れしたまま詰め込まれていたため、絨毯の表面には皺が残っていますが、強靭な絨毯なので今はもう復元しています。 まず、肝心の大きさは、予想より幅が狭く、長さはほぼ予想通り。 重さは想定よりは軽く、持ち運びが思ったより容易でした。 (※個人差があります。) 何より、とてもよくこなれており、まるでクッションの様な絨毯というのが第一印象。 やはりヤタクとして暖を取る為の物だったと思いますが、使用された期間はせいぜい数年程度だと思います。 これだけ大きな古い絨毯なのに破損が全くないという点、パイルの一番長い所と短い所との微妙な違いからそう推定しました。 後、年代は思っていたより少し古いと感じましたが、誤差の範囲なので表示年代は変えていません。 太陽光下での撮影のお陰で色合いにメリハリが出て、より色彩を識別できるようになったお陰です。 茜と藍色といった基本的な色合いがメインとして使われ、表から見ただけでは分かり難いですが、キリムのスカート部分の色合いや経年具合、そして裏側のパイルの色糸を見てそう感じました。 表面からは薄い青色に見える部分を裏から見ると青緑なのがハッキリ分かります。 そう認識して表から見直すと、「ほのかに」緑味を感じます。 画像からは読み取れません。 また、人物の顔の部分はラクダの毛が使われています。 それから、人物の顔からは歯が少し覗いていて、人物像毎に少し表情が違うものの、少し笑みを浮かべているようです。 最後に、パイルの長い絨毯なのにパイルの奥まで綺麗になっていて、パイルの長い絨毯にありがちな埃の類の蓄積がありません。 とても清潔な印象で、気持ちが良い位です。。 乾燥後に、埃除去の為の「ドラップ」を2度行ったのが良かったようです。 加えて、今回は脱水機を使わず自然乾燥した事で、裏面の白いパイルの一部に古い時代の色流れがありましたが、今回は色流れが起こりませんでした。 カイセリのクリーニング職人の目は効きが素晴らしいと感心した次第です。 イスタンブルではそういう手間の掛かる仕事は受けてもらえないか、特別料金を要求されます。 使いこなす場所さえあれば、冬を迎えるのが楽しくなる絨毯です。 |
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