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fc237 カイセリ・マンチェスター・絨毯 |
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初期のマンチェスター絨毯。 総天然色でかつ、裏面から絨毯の模様がハッキリと見て取れる高品質がセールスポイント。 カイセリの友人から買い取りました。 カイセリ絨毯の目利きでもある彼が惚れ込んだ一枚、半年ぶりに会った時から、とても良いマンチェスターが手に入ったと自慢気な様子でした。 彼によると、この絨毯のパイルを押さえる糸(トルコ語:ゲチキ)にヘンプが使われている為、他のマンチェスターと比べ絨毯のベースが格段に柔らかく、薄手に仕上がり、結果的に軽くて良い物なのだと。 補足すると、絨毯の本場、カイセリの絨毯屋は、生まれてからずっと手織りの分厚い絨毯に囲まれて生活してきました。 彼の家の中には、投資目的で購入した絨毯、先代から受け継いだ絨毯、家で使う絨毯で溢れています。 そういった環境で育つと、見慣れた伝統的な手紬糸の太くて頑丈な糸より、機械糸のメリノウールを使って織られた軽い絨毯の方が好まれる傾向があります。 私達日本人は、伝統的な物の方が好ましいと考えますが、知り過ぎている地元の人は、反対の価値観を抱くようになるのです。 また、押さえる糸(ゲチキ)は、この絨毯のスカート部分のキリムと同じ素材コットンです。 アナトリアには伝統的に柔らかいヘンプのキリムがあり、麻と違い、繊維が柔らかく織物に適しています。 彼自身もヘンプを良く知っているので、このマンチェスターに何かしら+αの付加価値を与えたかったのだと思います。 加えて、このマンチェスター絨毯は何年間か使用される事で、絨毯がこなれるのに一役買っています。 パイルの長さも、織られた当時からは微妙に短くなっていると思います。 それでもほぼフルパイルですが、マンチェスター絨毯の本場ならではの厳しい査定が適用される上に、シビアな値引き交渉を行って買い取りました。 もしこれよりパイルが短くなると更に安く、ボーダー等の欠損があれば目も当てられない位になります。 そういった意味合いもあり、コットンの房はオリジナルのままにしています。 上端の左端が一番浸食されていますが、まだキリムが残っているので房止めしています。 デザインは、当時から人気の高かったトルクメン絨毯。 中でも一番人気のテッケのデザインがベースになり、更にそれを複雑化しながら各種トルクメン模様を織り交ぜて生み出したオリジナルのデザイン。 何もここまでしなくてもというくらい、意欲的に過密な装飾を行い、隙間を埋め尽くしています。 色合いは、他のマンチェスター絨毯と比べるとどこか馴染みのある天然色に近い気がします。 地元で採取した染料を使用した可能性も十分あります。 いずれにしても、絨毯の製法が他のマンチェスターと微妙に違うように、色合いでも独自の製法を採用したと思われます。 当時、様々な工房が創意工夫を凝らす中でこういう絨毯が生み出されたのでしょうが、これが日の目を見なければその存在すら忘れ去られていた所です。 クリーニングは、私が買い付ける前に友人がカイセリの安価な工房に送ってしまい、不十分であった為、夏の終わり頃、自分で念入りに洗いました。 天然色のマンチェスターは色が流れない上に、この絨毯はこなれて柔らかいので下手な変形は起きず、洗って干すだけでこの通りに復元しました。 期待以上の仕上がりに、自分で洗った方が綺麗になるのではと思ったくらいです。 現在、使われた事で、少しパイルに艶が出てきたところ、まだこれから艶が増してきます。 実用的なマンチェスターで、かつ、ハイクラスな絨毯が欲しい方には最適です。 |
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