キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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fc243 トルクメニスタン・ヤムット・絨毯

産地 トルクメニスタン
TURKMENISTAN CARPET
年代 1940年頃
大きさ 154*106cm
価格 240,000円


超絶トルクメニスタン・ヤムット絨毯。
これを見た古参の絨毯屋も舌を巻くほど超精密に織られた最高峰のトルクメン。
おそらく婚姻の持参品として制作されたお祈り用絨毯です。
キリム部分のコーナーに些細な欠損がある事から、未使用ではなく、短い期間、使用されていたものです。
ただ、丈夫なパイルは織られた当時のままで、一般的なトルクメンよりも微妙に長め。

トルクメン絨毯では、新作であってもパイルはやや短めに切り揃えられます。
ヘレケの絨毯と同様、パイルを短くする事で模様がクッキリ浮かび上がり、見た目の美しさを競うには好都合だからです。
反面、パイルの短い絨毯は実用性に劣ります。
田舎絨毯を想像頂ければお分かりのように、パイルは長く、重厚な方が温かく、強度も出て、絨毯本来の役目を果たすには最適です。
このトルクメン絨毯も商用目的では無く、将来、自分が使う為、又は家族が使う為に使うものなので、見栄えよりも実用性が重要視されたのでしょう。
加えて、非常に肌触りが良い事から、選りすぐりのウール、子羊等から最初にカットする柔らかい毛並みを使い、その肌触りに良さを残す為にも長いままにしたとか、寒い地域に住んでいたため長めのパイルを好んだとか、いろいろと理由付けは考えられます。

ともあれ、並大抵のアンティークのトルクメン絨毯すら凌駕する最高のトルクメニスタン絨毯です。
ただ、パイルが長めなので表面から見た時は画像の通り、少し模様がぼやけます。
画像ではそこそこに写っているように見えると思いますが、これでボケが出ている状態です。
論より証拠、裏面の目の細かさを見ると如何に目が細かいかが分かるでしょう。

またパイルが長いために光を吸収してしまい、撮影がとても困難でした。
光を吸い取ってしまうので、露出オーバーにしてもまだ赤色がドス暗く、更に明るく設定したので、表面の画像は今一つ。
室内でこのトルクメン絨毯をご覧頂くと、赤色はかなり暗い赤色に感じられると思います。
それを持って、太陽光の差し込む明るい場所でご覧頂くと、掲載画像に近い色合いになります。
裏面の画像では、本来の美しさが存分に感じられると思います。

色あいは勿論、全てが天然色。
ここで確認頂きたいのが緑色。
これが、トルクメンの人達がインディゴを使って染めた緑です。
1970年頃、トルクメン絨毯が人気になってある程度の数量が生産された際、同じ色合いを化学染料で再現しました。
一つ一つ色合いや織密度などを見比べればそれが若い物だと分かりますが、正直、私でも迷うくらいですから、一般の方は識別が困難でしょう。
何かおかしいなと思ったら、思い留まる勇気も必要です。

【追記】
掲載時にヤムットと記しましたが、おそらくテッケです。
理由は、非常に品質が高く、部族性を示すボーダー部分がヤムットとテッケの混合パターンで織られており、フィールドのギョルはテッケのもの。
加えて、経糸がヤムットに特徴的な張りのある毛質ではなく、テッケ特有の柔らかい経糸である事等が挙げられます。
この年代のトルクメン絨毯に見られる、いわゆる限りなくテッケに近い双方のハイブリッドパターンです。



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