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fc244 トルクメニスタン・テッケ・絨毯 |
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トルクメニスタン絨毯の中でもテッケ族が制作した最も高価なもの。 房に及ぶまで一片の欠損もなく、完璧な姿を留めているので、彼らの部族性を示す模様が絨毯とジジムでスカートに残っています。 勿論、左右のかがりも昔のままのオリジナル。 実用的に使われた絨毯は、このかがり、耳と呼ばれる部分が壊れます。 本来なら、それを解いて修理した上で細かくかがらなければなりませんが、時間と手間が掛かるので、大抵が乱暴にハサミで耳ごと切り落します。 そして、その内側に粗雑なかがりを入れるので、隙間からオリジナルの糸が見え隠れしており、もう手の施しようがありません。 絨毯の構造上、多少割高でも、オリジナルの状態に勝る物はありません。 唯一の欠点は、最後の画像で示す虫食いの跡。 フィールドの下部、赤い絨毯パイルに筋状の線が何本も走っています。近くで見ると、それがはっきり分かります。 無ければ無いに越した事はないものの、古いトルクメン絨毯には、程度の差こそあれ、虫食いが必ず入ります。 当時、これら絨毯が今ほど高価な物であるという認識はなかったので、致し方ない事ではあります。 勿論、私もこのトルクメン絨毯を見た時、一番にこの虫食いに目が行き、指なぞって何度も確かめました。 オーナーは、彼なりに最善の価格を提示してくれたとは思いますが、そこから「虫食い」の分だけ幾らか値切りたい。 しかし、古いトルクメン絨毯に虫食いは欠かせず、値切りは不可能。 そう考えると、断るしか方策がありませんでした。 しかし、飛行機に乗ってイスタンブルに戻り、バスに乗り換えて、次にトラムに乗って戻り、レストランで一息つく頃には、欲しくなってきました。 そこで、紹介してくれた友人に「買うから、送金するよ。」とメッセージを送ったところ、しばらくして返事があり、その価格では売れないと言うのです。 実は、オーナーは提示価格より高く購入しており、どうせ買わないだろうと踏んでいたそうです。 お金を払うと言っているのにカイセリ人に要らないと言われるのですから、本当なのだろうと諦めていました。 ホテルに戻ろうとした時、再び連絡が入り、その値段で買える事になりました。 察するに、友達と一緒にいた知人が二人掛かりで強引に攻めたと思います。 その光景が目に浮かびます。 それで、直ぐにトルコで一番のクリーニング屋に送って洗って貰いました。 このテッケの織り手は彼らの居住地の内、メルブ方面の少し郊外で、質素な織り機を使用したのだと思います。 俗にいう、メルブ・テケ族に由来し、オグズ族から始まるテケ族の本拠。 その後、彼らの支配地域は西のイラン方面に移っていきます。 全体像をご覧頂くとお分かりになると思いますが、幅が狭いところと広いところで1〜1.5p程度の差があります。 撮影の際、上下を逆さにすれば遠近感の違いが逆になるので、殆ど分からなくなると思いましたが、織り始めが下に来るように順目での撮影を行いました。 ご希望なら、こちらで軽くストレッチしてミリ単位での補正は可能ですが、古い絨毯なので、これは許容範囲だと思います。 精巧無比なテッケにしては意外ですが、この織り手は別の部分で本領を発揮しています。 それは、とてつもなく細かいボーダー部分です。 よく見ると、エリベリンデ模様がインナーとアウターの2本立てで入る上に、その外周をさらに細かな模様で埋め尽くしています。 トルクメンは目が細かい分、同じ模様の繰り返しとするのが常である中、意欲的により複雑な模様を取り入れる点等、熟練した方だと思います。 ボーダー部分の細密な描写、色の切り替えは半端なく、裏面の詳細画像をご覧いただければその様子が見て取れます。 色あいは、暗い方の画像が実物にかなり近いです。 落ち着きのある赤色は、ほんのりワイン色。 あと、オレンジ系統糸は3パターン、色むらを含めると4色あります。 ギョルの中のオレンジが一番濃厚で、やけにキラキラしていいます。 画像では黄色味が出ていますが、実物はもっとオレンジ味が強く輝いています。 そう、彼らに重要なテケ・ロゼットの一番大事な部分にシルクを使ったのです。 小さな模様は山吹色とそれぞれの模様毎にオレンジを使い分けてあり、実に多彩。 緑色等も年代が示す通り、深みを増して濃厚で輝いています。 大き目のサイズで、年月を経た風合いもあり、どんなお部屋との相性もバッチリでしょう。 |
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