キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
キリムの店*キリムアートアトリエ
HOME | お取り引き
について
| 配送方法
と送料
| お支払い
について
| Q&A オーダー
フォーム
お知らせ サイト
マップ


fc249 ポルガ・絨毯


産地 ポルガ PORGA CARPET
年代 1910年頃
大きさ 161*81~85cm (房を含まず)
価格 お問い合わせ下さい


マラティア県ポルガ村のお祈り用絨毯。
カイセリにあるコレクター御用達の店のオーナーから譲り受けました。
人生を美しいキリムと絨毯の収集に捧げてきた方で、ピシニクの絨毯ヤストックを買い取ったのとほぼ同時です。
カイセリのバサール中心部の良く目立つ場所にあるので、訪問すれば簡単に見つけられます。
ただ、カイセリに絨毯を買いに来る観光客は殆どなく、店を開けるのは暇な時だけ、オーナーも販売に消極的(言い値が高い)で、店内には以前ほど目ぼしい物は残ってはいません。
その上、彼自信のプライベートなコレクション類は別の雑居ビルの一室に隠してあります。
偶々、私が訪問した時は現金が必要になったらしく、その一室に案内され、今まで見た事もない品々を人生で初めて目にしました。
そこで買い取った、一番高価なものがこのポルガ。

今回の掲載に際して、あまり詳しくない私は、ポルガについてAIで調べました。
以下はその内容を繋ぎ合わせたものです。

「Porga」は、トルコのマラティヤ(Malatya)県イェシルユルト(Yeşilyurt)地区に位置するポルガ(Porga)という地域、特にその美しいポルガ渓谷(Porga Valley)や、ポルガ村で知られる、自然と伝統文化が豊かな場所を指します。
この地域は、豊かな生物多様性や、タシカン族による伝統的な織物(キリム)などで有名です。
春から夏にかけては、高原や希少な高山植物、色とりどりの花々が楽しめる景勝地です。

ポルガ村: かつては地区の中心的な村であり、20世紀初頭から続く歴史的な集落です。
伝統工芸としては、タシカン族(Tashikan)によって織られた、祈祷用キリム(絨毯の一種)等が知られています。

タシカン族: トルコ東部アナトリア地方の、特にマラティヤ県イェシルユルト地区のポルガ村周辺に居住していた(あるいは関連する)クルド系部族の名前として知られています。
彼らが織ったキリム(絨毯)は、その地域独特の工芸品として識別されています。

以上の様に、ポルガの概要が把握できます。
※AIによるサーチはネット上の情報の寄せ集めなので、全てが正しいとき限りません。

さて、初めてこれに触れた時、これほど毛並みが柔らかい絨毯があるものなのかと思いました。
オーナーからポルガだと聞かされ、その色合いとデザインから直ぐに納得しましたが、初めて目にするポルガの祈祷用絨毯、詳しい事は分かりません。
唯一、ボーダーのドラゴン模様がシナンと同じで、この地の産である事を証明しています。
ミフラブトップの亀の頭のような形はシナンに似ていますが、フィールド内の階段状のミフラブは、アラブギルの祈祷用絨毯に近いものがあります
おそらく、織り手の娘さんが、地元に伝わるデザインを基にして婚礼用に考えたものでしょう。

制作後、極短期間使用された後はずっとしまい込んでおかれたもののようで、裏面も全く同じ色合い。
房の編み込みを見ての通り、経糸にヤギの毛が使われているので、硬い質感なのかと思いきや、腰抜けに柔らかい。
使い込んでこなれたのではなく、ウールの品質が良い事が手伝って、経年により自然とこなれてきたと思います。
シナン同様、若しくは、それ以上にパイルの結び目が細かく、非常に高品質な絨毯です。
ポルガでどうやって絨毯を制作していたのか、詳しい情報がなく、それでいて非常に高品質なので、その神秘性は増すばかり。
ポルガは既にキリムも絨毯も消滅して久しく、オーナーが手放した時だけ市場に出てきますが、元々の数量が限られているため、多分これが最後の完璧な祈祷用絨毯です。
希少性が高いので、敷いて使うのは惜しいものの、心理的な物の他には敷物とする支障はありません。



戻る
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。
Copyright © 2025 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved.
22