キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
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fc104 シャワック・ペルデ・キリム

産地 ペルデ SAVAK PERDE
年代 1910年頃
大きさ 375*166cm
価格 145,000円


シャワック辺りで織られたペルデ。
このペルデのセールスポイントは、古さ、高品質、そしていぶし銀の様な天然色です。
詳細な説明に入る前に、このキリムはとても艶があってまるで鏡の様に光を反射する為、画像での色の再現にかなり違いがあります。
紺色は接写画像の様な濃紺、赤色はカナット毎に少しずつ色調にムラがありますが、一部の掲載画像の様な真っ赤ではなく、茜特有の暗めの赤色です。
ペルデのキリムは後染めなのに、赤いキリムに縦方向のムラがありますが、これは元々のウール色の違いによるものです。
最後の画像の様な後染めならではの染めムラは、製法上どうしても一部に発生するものなのでご了承下さい。
反面、紺色では、房の部分に見えるようなキリムを結っていた糸による綺麗なムラが現れます。
これに使われているのはたったの二色、その天然色の基本の様な二色だけでこれ程美しく感じられるのは、天然素材に恵まれた自然環境や職人の技があってこそ。
このペルデは、その用途から薄く織られていますが、細い糸で密に織られているため、予想外にズシリとした重みを感じます。
この事は、惜し気なくウールを使ってある証拠、年代の若い、スカスカ織りの軽いキリムとは訳が違い、耐久性の面等でも優れています。
その緻密さの反面、キリム一枚ずつの長さ等は意に介さなず、クレイジーな仕上げっぷりはやはりシャワック辺りのもの。
また、この辺りの良質なウールは油脂分を多く含み、染めた時には色乗りがよく、とても艶々とし、表面に抵抗が少なくすべすべとしているので、畳んで置いていても自然に滑り落ちるくらいです。
さて、実際の用途として、壁から吊り下げて頂ければ見所満天だと思いますが、中々そう上手くは運ばないかもしれません。
大き目のソファーのカバーなども本来の用途に近いですし、薄い割に丈夫に出来ているので、少しの気配りをして頂ければ敷物としても使えます。



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