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fc194 マラティア・キリム |
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産地 | マラティア MALATYA KILIM |
年代 | 1910年頃 |
大きさ | 350*86cm |
価格 | ご売約済み ありがとうございます |
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マラティア地方のチフカナットの片割れ。 チフカナット、両方が揃った状態で見つかりましたが、左右の長さが20cm程も違うので、左右のデザインは全く整合していません。 それだけ長さが違うという事は、片面ずつ別々の場所で使うためのものと思われます。 ある日、私がイスタンブルに行くと、先にこれを見つけた業者が商談に入っていました。 良いものを買い逃したと思っていたら、何故か、その業者は他のマラティア、私から見ると、味気の無いシックな物を求めてこれを手放しました。 そこで、どうして買わなかったのか?と尋ねると、色目が多すぎる、ビジーだと言うのです。 なるほど、彼らは観賞の用途を兼ねるものより、実用目的のキリムを探していたという事。 (価格が影響しているかも・・・。) それでもなお、この見た目の壮観さやこのデザイン性に惹かれ、迷っていたのでしょう。 私の場合は、自分が好きなキリムを買い求めます。 織り手の気持ちや気合の感じられるこの大作は、一目で買い取ると決めました。 このキリムを作り上げる労力は半端ではなく、これだけの色目を用意するだけでも大変です。 そもそも天然染料で、想定通りの色合いに染め上がるかどうかすら定かではなかった筈。 偶発的に染め上がったむらのある色彩というものを可能な限り排除して、一定の色彩バランスに仕上げる職人技を発揮、それを図面に合わせ、また、自分の感性に従って最大限の努力を払って華やかなキリムに仕立てているのです。 この当時、染め上げる事ができた全ての色彩が使われていると言っても過言ではない程です。 デザイン的には、クルデッシュなものとレイハンル風のスタイルがミックスしているように感じます。 マラティアでは、レイハンル風のキリムがしばしば見られますから、これもその一つという事なのでしょうか。 定番のコットンは見られず、ウールのみという点でもマラティアとは由来が違っていそうです。 その上に、とかく過密な模様配置を旨として、意図的に手間暇のかかる手法を好んで用い、何かしらこの制作者の忍耐力なり優れた面をここに表現している様。 隙間という隙間に模様を詰め込んで、綺麗に収まらないものは、変形させて押し込んであります。 アナトリアのキリム一般に見られる様に、始まりと終わり部分がやや派手な装飾振りで、特にフィニッシュと思われる上端ではこれでもかと、ありとあらゆる装飾を詰め込んであります。 この稀有なマラティア、部分的にジジムが擦れていますが、ダメージがありませんでした。 この上に座る等していたのでしょう。 という事は、やはり椅子の上掛けだったのかもしれません。 ただ、部分的にブラウンが酸化により溶けていたので、その辺りを修理した位。 茶色に染めてあるところではなく、枯れた草色のブラウン・ウールです。 余り薄いという訳でもなく、敷物にも使って使えない事は無い程度。 半分だけなので気にする程のビジーさは感じられず、単純に鑑賞向きです。 豪勢なランナーにするか、壁から吊り下げるか、お好みの方法で鑑賞して下さい。 |
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