![]() キリムの店*キリムアートアトリエ |
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fc199 ハッキャリ・キリム |
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産地 | ハッキャリ HAKKARI |
年代 | 1860年頃 |
大きさ | 237〜248*84cm |
価格 | ご売約済み ありがとうございます |
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非常に古いヘイベを開いたもの。 所有していた方は、マラティアの大ボスと共に長年働いた後に独立して自ら店舗を持ち、マラティアで数少ない業者への卸専門として生計を立てていた人です。 その方が、これは古いものだから高い金額を支払って手に入れたと話していたのがこれ。 因みに、マラティアのキリム屋界隈では100年程度で古いと表現する事はまずありません。 ベテランの業者ばかりの業者間売買が中心で、セールストークは必要なく、見慣れています。 ただ、彼の店に辿り着く頃はいつも夕方で暗い上に、少し汚れていた事もあり、私はどれほど古いかはっきりと分かってはいませんでした。 それ故、持って帰った後も、その存在自体をしばらく忘れていましたが、いざ洗い始めると、少し汚れた水の上からでもはっきりと分かる当時の色彩が見えてきました。 ヘイベという性質上、屋外で使う事から、長い年月太陽光に当たっていた所為で、表(おもて)面は幾分退色しています。 掲載画像のような太陽光の下と違い、室内でご覧になると、画像よりも大人しい色彩に感じられると思います。 それでも、明るい場所で見れば、沸き立つような天然色、一般的なアンティークのものと比べてもずっと濃く、美しい色合いが見えてきます。 なすび色はもはやブラウンの様に見えますが、朽ちてないのでなすび色だと判ります。 縞模様等に見られる緑・青緑は、他のキリムに見られるものと、こうも違うのかと感嘆します。 更に、この古いアプリコット色、実物で見た事がある方は少ないのではないかと思います。 キリムの書籍に載っている古いコンヤのようなあの色は、印刷の所為で色味が変わったのではなく、こんな色彩をしているのです。 他にも細かい事を言っていればキリがありません。 幸い、汚れは殆どありませんし、袋の部分、スマックは強固かつ精密に出来ており、まるで鏡面のよう。 下側の右端に僅かなダメージがある他は、無事です。 縞模様キリムについても、ブラウンが朽ちているために破損している所もありますが、過度には壊れていません。 そのデザインには、家族の健康を願う気持ちを反映してか、八角形の複合ベレケットと通常の豊穣のサインが組み合わされ、僅かな隙間も残されていません。 織りが細かいので、個々の模様はエッジが利いており、鋭角なフックになった部分の外部への威嚇がひしひしと伝わってきます。 前述の通り、表面だけでも十分満足できますが、これには袋物キリム故の裏面の色合い、本当に古い時代のキリムが持っている当時のままの濃厚色は、その年代を語る上でも重要な指標です。 年代毎に草木染の原料となる植生は変わり、例え同じものを使ったとしても、草木の持つ色素の量や成分の違い等もあって、当時の色彩を草木染で再現する事が出来ないからです。 ハッキャリという寒い地域である事に加え、古くから受け継がれてきた伝統の製法もあり、他の地域よりも古い時代の濃厚色が出ているかもしれません。 このヘイベが活躍していた当時、病気や怪我をしても医者にかかれるような環境ではありません。 ましてや、教育を受ける事も容易ではなく、古くから受け継がれてきた慣習に従って生きる事が精一杯の時代です。 必要な命の糧である穀物を運ぶヘイベは、きっと大事に使われてきたのでしょうという気持ちを抱かせる作品です。 |
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