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fc184 シャルキョイ・キリム |
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正真正銘、セルビアで織られた本物のシャルキョイ。 周辺地域のものと見た目は似通っていても、ウールやその他の細かな点が総合的な違いが品質となって現れ、自然と価格にも差異が生じて来ます。 シャルキョイと言えば羊の角のボーダーが一番有名ですが、不思議とこのベレケット模様を用いるものは緻密に織られる傾向があり、細い糸を櫛でたたき詰めるように織られていて、とても密な様子。 アンティーク一歩手前という事で、少し割安に設定せざるを得ない側面がある反面、その風貌はアンティークと変わりません。 そのデザインから祈祷用に分類されるものの、時代背景からお祈り用とは考え難く、オーナメントとしてメダリオンの生命の樹が用いられたのだと思います。 そのモチーフは、小さくても壮観な迫力を持ち合わせ、2つを繋げる事なく敢えて独立したデザインにしている所に拘りを感じます。 ボーダー背面色には黒が使われています。 ただ、いわゆる真っ黒とは少し違い、生命の樹の一部等、ほのかに藍の気配が感じられるところがあり、これが黒を合成した染料が偶々薄いだけなのか、微妙なところ。 家庭や工房の事情により藍染めを辞める時代は多少前後する事から、アンティークに黒を使っている場合もありますが、かなり数少ないケースになります。 また、アンティークでもオレンジが好んで用いられる中、これは綺麗な天然の黄色がある事から、この織り手の家庭では、藍染めの伝統が早く消滅したのかもしれません。 勿論、フィールドの赤は天然色、シャルキョイには少ない色むらが見えます。 アナトリアの茜の場合は、もっと暗めの赤色に染め上げられていますが、何が違うのでしょう、シャルキョイの赤は真っ赤です。 左下の房の手前には織り手又は工房のサインらしきものがあり、こういう風習が残っていた時代のものと解ります。 基本、オールドにこれは皆無です。 普通、古いシャルキョイ、小さなサイズは敷物としては使い難いですが、これは目が詰まっている分、気を付ければ大丈夫そうなレベル。 勿論、壁掛けとしても見応え十分です。 |
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