キリムの店*キリムアートアトリエ |
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fg50 カラプナル・キリム |
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非常に古いカラプナル、チフカナットの片割れです。 どんな用途であったのかなど全くわかりません。 ただ、縞模様だけのキリムから、ペルデの様な用途ではなかったかと推察します。 勿論、一般の市場で手に入れたものではなく、文化省管轄の公式のオークションにかけられたものを、知り合いの業者が落札しました。 このキリムの下の部分に何かの文字が書かれているので、大昔に持ち主がモスクへと寄進し、それが長い年月のうちに当局の管理となったのではないかと推察します。 また、上の黄色い縞にはスタンプらしきものがかすかに見えます。 しかし、これらサイン自体がかなり古くて文字が薄れている上に、おそらく今の言語と違うので、何が書かれているのか分かりません。 そんなこのキリムの魅力は、想像もつかない暗い長い年月を生き抜いて来たとは思えない程、発色の良い色彩。 太陽光の下で見る黄色は眩しく感じる程で、細い縞模様の各色とも今染められたかの様な濃厚色。 ただこれだけで、正直、どれだけ古いか分からないと思います。 実はこのキリム、房止めをこちらで行った際、余った緯糸を埋めて戻そうとしたのですが、糸そのものが耐用年数に来ているのか、力を入れると壊れます。 糸一本ずつでは耐えられない負荷を、こうしてキリムになることで分散して圧力を受け止めるのでこの状態を保っているように思います。 もし、このキリムが水分を含む場所で使われていたとすれば、その退化も納得出来るところですが、それならば、キリム全体に渡ってダメージが広がっていなければなりません。 しかしこれは早い段階で寄進されたので、壊れているのは繋ぎ目に集中しており、相当に長い期間を眠って過ごし、何かの機会で公的機関に提供されたように思います。 キリムそのものは薄くはなく、触った感じは案外ふんわりとしていますが、古いとしか言えない感触です。 勿論、敷物としては使えず、飾り専用です。 |
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