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he17 ヘルワジ・ヘイベ |
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高品質を誇るヘルワジのヘイベ。 イズミル北部の山間の地区で遊牧民によって織られたキリムがこのヘルワジの始まりとされ、今や500年もの長い歴史を誇るアナトリアにおける重要な文化遺産の一つ です。 その特徴は、キリムを構成する緯糸と経糸が殆ど同じ厚みに出来ていると言われるほど極めて薄く、最高レベルの品質を追求したキリム。 頻繁にジジムが用いられ、ジジムによって出来た凹凸をエンボス加工に例えるほど、クレイジーなフラットキリムが好まれました。 大判はチフカナットで織られますが、精巧な割に左右の整合性はさほど求められず、しばしばデザインも長さも一致しません。 日本のお客様の趣向に合わないかもしれませんが、古いヘルワジの天然色の美しさ、薄さはぜひご紹介したいと思う所です。 偶々、ヘイベではありますが、古くてとても良質な物が一枚だけありましたので、ここにご紹介します。 これ自身、ヘルワジの特徴を良く兼ね備えたとても高品質なヘイベです。 がしかし、ヘルワジではヘイベやチュアルは厚手のキリムだと言われます。 おそらく、薄手のキリムを得意とする彼らなりの謙遜なのでしょう。 ヘルワジらしい長いショルダー部は、馬等の大型動物に使うことを想定していたと思われます。 なお、このショルダーの極一部に赤い色流れの跡があります。 茜類の天然色ですが、織り上がってまだ間もない時期に雨等に当たると、いくら天然色でも色流れしてしまいます。 また、背面の白いコットンにはうっすらと汚れがありますが、使われた古いヘイベですから特段評価に係わりません。 |
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