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he26 アフヨン・ヘイベ |
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フェティエ同様に遊牧民系キリムを豊富に産出していたアフヨン産のヘイベ。 ある事はありますが、何故かアフヨンからは余りヘイベは出てきません。 数量が見つかるのは、白いコットンベースに盛りだくさんのジジムを織り込むタイプ、チュアル等と同様にヘイベも少しあります。 しかし、その手の良い物はある程度の年数を経た古い物なので、十中八九染みがあり、染みのない年数の若い物は作り込みも悪いので、ご紹介する機会はほとんどありません。 話しがそれましたが、これはアフヨンらしい面影がよく感じられるタイプ。 袋部分の表面には、4×3に仕切られた箪笥模様。 可愛らしいハートの形に見えるのは、多分角の形、しばしば鍵の形に例えられる事もあり、サンドゥクには必ず鍵が付けられる事から、それをイメージしたというも説もあります。 この表の装飾も然る事ながら、何より、私がこのヘイベを買い取ると決めたのは裏側を見ての事。 ヘイベの裏側には縞模様があれば良いくらい、模様がない無地も極普通な中、これは見事な縞模様キリム&ジジムがあり、、それも、オマケで織ったのとは違って見せる為の本式の装飾が施されています。 表裏の区別がないチュアルというものはありますが、表面しか日の目を見ないヘイベでこんなに見事な細工をしてあるものは、他に記憶がありません。 また画像からも感じられる様に、これはほとんど使われた感じが無く、くたびれた様子もありません。 ベースの焦げ茶っぽいキリムは、薄くないが厚いとまでも言えないノーマル程度、それにフルのジジムが両面に織り込まれているので、やや厚手のしっかりしたキリムに出来ています。 袋をバスケット状にして使う他、ひっくり返せば少し変わった敷物にも使えます。 |
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