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he42 アイドゥン・ヘイベ |
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赤いキリムのベースは薄く密に織られて、まるでシワス。 ジジムの模様は、カラプナル等コンヤ方面を思わせます。 ただ、袋の部分、ショルダー部分と言い、この小さなヘイベの袋に2+αの羊の角を織り込んだ上、その隙間を全て埋め尽くす念の入れよう。 クレイジーな仕事振りは、アイドゥンっぽさを感じさせます。 アイドゥンのキリムは、大きなメダリオン模様の隙間を小さな模様で埋め尽くすデザインが主流、この手の赤いジジムも豊富に産出していたので、そう考えました。 伸び伸びと描かれた羊の角といい、遊牧民的な面持ちがよく表れています。 カラプナル地方のトルクメン系の人達が、アイドゥンに移り住んだせいかもしれません。 それでもシワスの産かもしれないと思うのは、シムが大量に使われているせい。 中央のドラゴン模様の他にも所々、使われています。 そして、袋の中のシムを見ると、糸の余りをそのまま残してあり、贅沢な使い方です。 このシムは、細くて黄色いコットンに何かの金属を念入りに巻いてあり、その細工は年代の若いナイロン系や真鍮等のシムと違い、応分の不明もの。 流石に銀では無いと思いますが、何でしょう? 使用感の無さといい、嫁入り道具なのかもしれません。 薄く織られたヘイベなので、主な用途は飾りになると思いますが、これだけジジムで装飾されているので強度も十分に出ており、この上に座ったとしても特に不具合は考えられません。 |
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