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S261 アドゥヤマン |
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アドゥヤマン地方と思われる絨毯ヤストックの背面キリム。 これは絨毯そのものが大きく、変わったデザインをしていて、ただの穀物を入れとしてまとめて作るものと言うよりは、装飾を意識して作ったものの様でした。 そして、この背面キリムは完全別体式で、上下の三つ折りは完全にオリジナルの姿。 ですから、袋状の時には底がゴモゴモと分厚く、不自然な印象。 絨毯の底にあった縫合糸を解くと簡単に二枚に分かれ、しかも、この地方らしくないフラットでまっすぐなキリムだったので、念のため、軽く洗って干しただけでこの状態。 ※干す時には、少しコツが要ります。 また、無地のキリムなのに色彩が面白く、黄金比率で構成された赤と黒のコントラストは、見た目もとても意識しています。 単なる収納袋ならこんな手間な事をする必要はありませんから、何かしら綺麗に見せようとした意図があるように感じます。 立てた状態で置かれていたのか、やや両端が退色気味ですが、この程度なら気にならず、使っているうちに少しずつですが平均的になります。 それが待てないなら、裏面を使って下さい。 染めた当時の茜の赤がそのままに残り、色むら加減がとても美しい。 薄くも厚くもない丁度良い厚みは、このまま両面使いして頂けます。 |
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