キリムの店*キリムアートアトリエ |
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L181 シャワック・キリム |
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シャワック族の大判キリム。 久し振りにご紹介するので、まずは簡単な概要から。 シャワックとはエラズー、エルジンジャン、そして、マラティアの北部辺りに居住していたクルド人部族の一派。 伝統的な生活週間を受け継いできた彼らは、土地柄もあり、優れた手工芸品を産出する事に定評があり、物凄く細かなビーズや貝殻を埋め込んだ装飾品など数々の品々はコレクターの間で高い価格で取引されています。 同様にキリムや絨毯も品質に優れており、マラティアに行くと、キリム屋が自慢のシャワックを披露してくれます。 面白いのが、シャワックは実に様々な織物があり、キリムと同じ位絨毯もあり、特に数が多いのはガジャリ。 そして、水平機を使って織られる彼らの織物は、見事なまでに水平機の織物そのままであり、殆どは幅の狭い絵姿をしている中、何故かこのタイプだけ幅広に織られます。 同じシャワックの中でも部族の違いによるものと思われ、このキリムを織る部族は、図柄、配色共に驚く程に共通しています。 そして、伝統を重んじる彼らの慣習のお陰で、化学染料の普及が遅れ、織物には天然色が使われてきました。 また、ある程度の年代のものは、艶やかなウールが使われる事が多く、決まって色艶が良い上、手仕事に長けていた為、糸そのものも細く紡いているので、薄くても丈夫です。 但し、薄くできているのは100年近い年月があるものに限られ、この位の年数ではやや厚みが出てきます。 特にジジムのある部位は強度が出ているので、敷物に向いています。 その点、これは使用感が無く、踏み歩いていたら擦り切れるジジムもとても状態良く残っているので、正に実用向き。 ただ、一箇所、使用中のものか、保管している際のものなのか、掲載画像の様なシミもあります。 ご覧の通りの色彩であり、暗い部分と白い部分のコントラストが大きいので、画像はどちらかにブレ気味になります。 出来るだけ中間色に合わせて実物の色彩に近くしていますが、やはり室内でご覧になられると更に暗い印象かと思います。 最後に、房の編み込みはシャワックを象徴するものであり、切り落とすのが惜しい為、そのままに残してしてありますので、上下とも、片側が内側にめくれやすくなっています。 |
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