キリムの店*キリムアートアトリエ |
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L205 エシュメ・キリム |
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オールドのキリムとしては最高峰のエシュメ。 一言でエシュメと言ってもいろいろなタイプがある中、品質に優れ、エシュメの中のエシュメと呼ばれるのがこれ。 エシュメはウシャク県の西の端に位置する自治区であり、キリムの担い手は更に西方、アイドゥン寄りの山間の土地に居住していたと考えられ、それらが近隣の要衝であったエシュメに集積されてそう呼ばれるようになったのではないかと、推察します。 地図を見ると、近隣の道路が雲の巣の様な形となってシュメに向かって延びているのが分かります。 このキリムも、アイドゥン方面の素養が随所に感じされる作風。 赤をメインカラーとして、青や白の3色が基調色となっている点、アイドゥンに好んで用いられるドラゴンメダリオン等共通点が多くみられ、それがエシュメ風にアレンジされています。 境界線に置かれている櫛模様は、アイドゥンの他にウシャクでも得意としていただけあり、手の込んだ仕草は見応え十分。 外側のボーダー背面に見られる色むらは、意図的に遊牧民的な味わいを加味したかったのだと思います。 上端のボーダーではコットンも用い、少しやり過ぎなくらい。 面積的にこのサイズがあると、普通は割と重くなるものですが、薄手に織られている事もあって重みはそう気にはなりません。 |
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