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L164 バルドゥズ・キリム |
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エルズルムから40km程東に位置するバルドゥズ。 日本では勿論、トルコ人業者でも知らない人があります。 しばしばエルズルムの名前が付いている事がありますが、嘘ではありません。 その小さな村の規模からは想像もできない程、かつて良質なキリムが沢山産出されていました。 東部の一大都市であり、物資の集積地でもあるエルズルムには、トルコ国内だけではなく、アゼルバイジャンやアルメニア等各地から様々なキリム・絨毯が集まります。 その際、このキリムが何処から来たかを説明するために代表的な村の名前が引き合いに出され、それが定着したパターンだと思われます。 デザインでは、同じエルズルムのカラバーとよく似ています。 しかし、ミフラブ先頭部はあのエルズルムのもの。 エルズルム同様に極寒の地であり、春の訪れを心待ちにして長い冬を過ごす彼らの心情が、この花柄に込められているでしょう。 土地柄、染料の元になる草花を探す機会は夏の一時期しか無く、持ち帰った染料を大切に使い、2番染めの赤が上半分の花に使用されています。 色味が少なく羊毛そのものの色の違いを生かした作風は、バルドゥズの特徴であり、伝統的なスタイルの中に、思考錯誤しながら織り進めた手仕事らしい味わいが感じられます。 また、ミフラブ風の模様は、メダリオンとしての位置付けであり、制作された当初から壁面を飾るためのものでした。 その為、キリム本体と同じこげ茶色のウールで右端にループが付けられています。 日本で言うところの六畳間の壁面サイズなので、女の子の部屋に飾るためのものでしょう。 本来、バルドゥズは居間や主人の部屋敷きとして作られるので、見つかるのは全て4mを超える大きさであり、記憶違いがなければ多分これが最初のミドルサイズです。 土地柄、目を詰めて密に織られ、それなりにずっしり重みもあります。 |
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