キリムの店*キリムアートアトリエ |
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L165 ブルガリア・キリム |
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シャルキョイを買い求めていた時に見つけたキリム。 これをイスタンブルに持ち帰った際、誰もが不思議な顔をする中、偶々居合わせたドイツ人コレクターBさんだけがプロディフと言い当ててきました。 プロディフはブルガリア第二の都市ながら、ソフィアよりも中央付近に位置し、古くはブルガリアのみならずトラキア地方の交易の中心地として栄えてきた古都です。 それ故に、他の街で織られたキリムの可能性も十分にありますが、余り拘らないようにします。 お勧めの点は、殆どが天然色である事。 私が最初に目にした時、フィールドの花弁模様等に使われている淡い緑色の部分は、濃い緑でした。 今では、詳細画像で確認できる下のボーダー、角模様の一部だけにしか強い緑色は見られません。 色素の定着が弱く、洗って日干しした際にこの様に変化したのだと思います。 更に薄い水色ぽい部分、ここは正直、どうなのか分かりません。 ただ、現地の買い付け人はこのキリムが制作された時代のブルガリア、特に田舎の方では化学染料は普及していないと言います。 確かに、天然染料でも二度染めしたり、触媒を変えるとでこの色合いは出てきます。 何より、これにはブルガリアに多いオレンジではなく天然の黄色が使われています。 わざわざ水色だけに化学染料を使うというのも考え難く、ほぼ天然色という表現にします。 次にお勧めの点はこの幅のあるサイズ。 シャルキョイ等東欧のキリムは横幅がありますが、これは長さに対しての幅がかなり広め。 画像の通り房まで現存し、オリジナルのサイズでこの長さです。 キリム地はノーマル程度の厚みがありますが、年月を経て柔らかくなっているので、負担の少ない場所でのご利用が向いています。 敷物として使われていたならこの様な状態で現存しているとは考え難く、壁掛けだった可能性があります。 夜間にこの説明を書きながら室内灯の下で見ると、波長の違いでしょうか、黄色がとても映えて見えました。 |
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