キリムの店*キリムアートアトリエ |
HOME | | | お取り引き について |
| | 配送方法 と送料 |
| | お支払い について |
| | Q&A | | | オーダー フォーム |
| | お知らせ | | | サイト マップ |
L105 カシュカイ・キリム |
|
アンティークにもう少しのカシュカイ。 コレクションの頁に掲載するつもりでいましたが、同じタイプのキリムを並べた方が比較し易いと考え、予定を変更してこちらに載せます。 その特徴は、古いキリムだけが持つ何かを語りかけているような表情をしている事。 他のカシュカイ同様に四角い箪笥模様と仕切り線で構成されたデザインながら、その一つずつの仕事が丁寧で、六角形セルにきっちり収まったサソリ模様は生命感すら漂っています。 そして、年季の入った風貌は、無理やり退色させたものではなく、手に入れた時からこの色彩。 掲載画像は全体的にやや暗めに写っているので、その分、室内でご覧になった時の色合いに近いと思います。 メインカラーの茜の赤は、赤味の残っている所もありますが、経年により赤茶けた色彩に変わっています。 これは古いキリム・絨毯に見られる特徴として、日本はともかく、欧米の主要マーケットでは一般的に好まれる色合いです。 藍で染めた青と青緑は画像上、区別が難しいですが、肉眼で見ると緑味がもう少しはっきりと感じられ、同じ濃紺だと思っていた所も青緑だったりします。 定番のツリーデザインは、勿論、濃紺色。 幾分鮮やかなオレンジ/山吹色は、濃淡・色むらもあり、化学染料の様には見えません。 外周部分のブラウンは、僅かになすび色ぽく見える位の色彩です。 また、フィールドの随所に房の根幹が見られ、これが織られた当時は、キリムの両端にもたくさんの房が取り付けられていたと思います。 全体として、やや薄手に織られているにもかかわらず状態が良く、年代もあるのにアナトリアのネームバリューのあるキリムよりは安価であり、実用には最適です。 |
戻る |
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。 Copyright © 2017 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved. |
208 |