キリムの店*キリムアートアトリエ |
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L174 ベリタン・キリム |
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東部地方では有名なベリタンの大判キリム。 ベリタンとは、マラティアより東、エラズーからエルズルムにかけての東部地域に住んでいた遊牧民族の事です。 場合によっては、カルス方面まで含みます。 ご存知のように、トルコのキリムは代表的な地名で呼ばれますが、ユンジュ等の有名な部族のものは、その部族名が呼称になっています。 このキリムのスタイルはカルス・カーズマンに似ているものの、暗い色彩のそれらとは少し趣が違います。 個々の模様はクルディシュぽさも見えつつ、エルズルムに似て、隠れた十字模様になっているものが沢山あります。 ただ、このキリムの魅力はそんな事ではなく、優れた品質です。 とても強い経糸をビッシリと張った上に、これまた丈夫な緯糸を、櫛で叩き詰めるようにして織ってあるので、キリム自体がとても強固にできています。 その為、持ち運ぼうと持ち上げると想像よりも重さがあり、それこそ、エルズルムやカーズマンよりも密度が高いと感じます。 これは少々の事では壊れないと言うのが、手にした時の印象です。 また、この手のキリムは大抵水平機で織られるので、横に歪んでいると、強過ぎて絶対に直りません。 しかし、これに限っては水平機では無いのか、最初からほぼ真っ直ぐな形。 少し幅が狭くなっている上端が織り始め、下の房がフィニッシュだと思います。 また、この編み込みの房があるとキリムは引っ張られて変形してしまいますが、これも作品の一つであり、切り落とすのは惜しい。 その為、地元の修理人に頼んで半日がかりで房の編み込みを少しずつ緩くして貰い、この形になりました。 友達なのでタダ同然で引き受けてくれましたが、イスタンブルなら最低でも50ドルは必要です。 買い煽るつもりはありませんが、マラティアでも町外れ、地元の人でも知らないような田舎で買い付けをしている人から手に入れたので、この価格が実現できています。 |
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