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L298 カシュカイ・キリム |
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ユニークなカシュカイの大判キリム。 このキリムは、一般に流通していたものとは違い、年に一度の展示会に出ていたものです。 広いイランのどこかでこれを見つけたか、コレクションしていたものを売りに出したかのいずれか。 使用感は全く無く、まるで新品のよう。 手に入れた後はテヘランで洗った後、普通に太陽光で乾かしてしばらく放置した程度、少し色ムラは現れましたが、化学染料のように退色した所は一つもなく、全てではないと思いますが、殆どの色彩が天然色。 その上で、物珍しいこのデザイン。 過去に同じようなものが無かったか、イランから送られてきた画像を何年間か遡ってみたところ、少しこれと似た列柱が描かれたものはありました。 ただ、それは遊牧民系のもの、これのような精密技法ではありませんから、一目見て、選外にしたのだと思います。 さて、これはどうやって制作したのでしょう。 下図の段階でこれほど精密な図案を、果たして、当時の人が描けたでしょうか。 何かしら描けたからこうしてできたのでしょうが、水平機では上と下のバランス調整が非常に難しく織り手にも相当な技量が要求されます。 一般的なカシュカイの場合は、ある程度織り手の頭の中にある完成予想図に従って織り進め、デザインもそれほど過密ではないので、織り進めるスピードも違うでしょう。 これはデザインの変化に加えて色目の数が多いので。遥かに時間を要したでしょうし、細部に至るまで超精密で気を抜く場所がありません。 また、織り目も結構、ギュっと詰まっています。 どうでも良いトピックではありますが、細部を点検していた時、経糸が途中で終わっている所が2〜3か所ありました。 もっとあるかもしれません。 凝ったデザインを描くのに、どちらの経糸を取るか選択する事が出来たのでしょう。 遊牧民キリムには、経糸を飛ばして織るのを忘れているケースもありますが、それとは違い、緯糸は完璧に埋まっているのに、ある地点で途切れて終わっています。 この複雑な模様をできる限り図面通りに仕上げようと、苦労したのでしょう。 さて、ではこのデザイン、一体何を意味しているのでしょう。 カシュカイのデザインにはフィールドを小さく十字に仕切るものや中央にメダリオン模様を並べるものも良く目にします。 それらの合体したものと言えば簡単かもしれませんが、中央に置かれた花柄のようなものは他で見た事がありません。 何処かアゼルバイジャン風の面影が感じられます。 今後とも二度と見つからないであろう、最高にユニークなカシュカイです。 |
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