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ol605 フェティエ・キリム |
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一目見て分かるようにこのフエティエは、遊牧民的な素養が存分に現れたキリムです。 元々、どれも牧歌的な様子が大なり小なり伺えるフエティエにあって、それがより強く表れた個性的な表情、田舎くさい人間味に満ちている所が特徴であり魅力です。 そもそもキリム文化の担い手は遊牧民を主体とした人達で、遊牧民のキリムにこそ本来のキリムらしさ、昔ながらの伝統が息づいているものいう考え方に立つと、これこそが最もキリムらしいキリムという事になります。 そのデザイン構成は、同じパターンの単調な繰り返しではない、クレイジーなまでの愛嬌というものが至る所に満ちていると分かります。 年代の若いキリム等は、技量が未熟で形の崩れている事がありますが、この遊牧民タイプのキリムの場合は、十分な技量があるにも係わらず、心の向くままに模様を織り込んでいった結果として、変化に富んだ趣のある様子に出来上がっているのが大きな違い。 何より、織っていく課程で迷いがないため、模様を描く線に「勢い」というものが生まれ、その線で構成された模様には伸び伸びとした生命観が感じられます。 外側のボーダーの狼の口はどれも異なった顔つき、もう一つ内側の白地のボーダーには蟹が踊っているようなパターン、境界に入れられたお決まりの櫛模様には蟹の爪のような形。 メダリオンの中心に鎮座する不思議な模様は、一体、何でしょう? 色合いでは、えび茶色のボーダーと釣り合いの取れたフィールドカラーは幾分シックな装いで、遊牧民タイプとしてはやや大人しめです。 サイズ的にはとても幅広なキリムであり、加えて、フエティエとしてはかなり異例のサイズです。 |
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